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2013年4月28日 (日)

守り勝ち(4/27 浦和戦)

 昨日(4/27)はアウェイでの浦和戦でした。行けなくはなかったのですが、自宅でTV観戦しました。

 というのは埼スタにはろくな思い出がないんですよ。'02年リーグ戦とか'05年のナビ杯ベスト8とか、ことごとく負けているのです。代表絡みでも、アテネ五輪最終予選の唯一の負け試合を見ちゃっているし。なので'06年のリーグ戦を最後に行くのを止めていたんですよね。その後エスパが埼スタで勝つようになったので「じゃあ行ってみるか」と思って去年行ったら、やっぱり負け。それで今年は行くのを止めたら今度は勝ち。これは僕に「埼スタには行くな」とサッカーの神様が言っているんでしょうねー(苦笑)。

<J1 第8節 於 埼玉スタジアム2002>

 清水エスパルス 1ー0 浦和レッズ

 タイトル通り、まさに守り勝ったという試合でした。ただ、守り勝ちをことさら卑下する必要はなく、むしろ守備陣の頑張りを褒めるべき試合だったと思います。

 とにかく守備面での集中力、頑張りは素晴らしかったと思います。ポゼッション率は最終的に浦和が70%を占めたそうですが、最終ラインと中盤でコンパクトなゾーンを保ち、ボールホルダーにも誰かが必ず寄せに行って、浦和の選手達を自由にさせませんでした。特にバイタルエリアで相手を殆ど自由にさせなかったのが大きかったと思います。サイドチェンジによる揺さぶりにも上手く対処できていたし、森脇、槙野の上がりにも慌てる事なく対処していました。回されていたわりにはペナの中でフリーでシュートを打たれたのはオフサイドとなった場面くらいだと思うし、守備に関してはほぼゲームプラン通りにやれたんじゃないかなと思います。(まあ原口、梅崎といった自分で仕掛ける選手が怪我で不在だったのも幸いしたと思いますが)

 課題は攻撃、それも攻撃の1歩目のボールを奪った直後のプレーだと思います。特に前半はボールを奪って「さあこれから」というところであっさりボールロストする場面が多すぎました。浦和の攻から守への切り替えが早かったのも確かですが、逆にこちらは守から攻への切り替えが遅かったと思います。まあボールを奪ってホッとするのはわかるのですが、この日はある程度カウンター主体の攻めになるのはわかっていたはずで、そのためにはボールを奪った後にいかに確実に前にボールを運ぶかが大事になるのもわかっていた事だと思うので、それにも関わらず切り替えが遅くてボールを奪われる場面が多かったというのは反省すべきところだと思います。幸いにもこの日はバレーが数少ない決定機を決めてくれたから良かったですが、これからも同じように上手くいくとは限らないし、この先ポゼッションできるようになった際も守から攻への切り替えというのは大事なので、そこは改善していって欲しいなと思います。

 などと攻撃に関して苦言ばかり書きましたが、あれほど惨敗を繰り返してきたチームが短期間で守備組織を整備して、アウェイで一番難しいところで「守り倒してでも勝つ」というミッションをきっちり遂行できるまで立て直してきた事はすごく評価しています。ただゴトビ監督が本当にやりたいのはオランダ式のポゼッションサッカーだと思うので、次のステップとして攻撃面にどうテコ入れするかを今後は注目していきたいと思います。(昨季もやろうとしてやりきれませんでしたしね。)

 これで4月だけで勝ち点10を稼ぎ、J1残留に光が差してきました。ただ次は自陣できっちりブロックを作って守る新潟が相手。どちらかというと苦手なタイプのチームでしょう。ただ次のステップへ進むための試金石としてはうってつけの相手ともいえます。GWでC大阪戦よりはお客も入ると思うので、今後の集客の面でもきっちり結果を出して欲しいと思います。

 最後になりましたが、試合後のゴタゴタに巻き込まれてスタジアムで足止めを食らった方々には心よりお見舞い申し上げます。現地にいなかったので多くを言及するのは控えますが、1つ言えるのは「去年エコパで勝ちロコをパクってこちらを煽った奴らに「挑発だ」などと言う資格はない」という事です。

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コメント

>資格はない

どっちもどっちですね。
でも浦和が悪い。それは間違いない。

しかしゴトピ監督は昨年浦和を侮辱していましたね。こんなサッカーするくらいなら負けたほうがマシだとか何とか。
当時の志はどこへ行ってしまったのでしょうか。
これが王国清水のサッカーなんでしょうかね?
清水の選手たち集中力は見事でしたしこれもサッカーだと思います。
しかしゴトピ監督にはふざけんな!二度と浦和について語るな!と言いたい。


投稿: | 2013年4月28日 (日) 19時59分

浦和サポの方ですよね。コメントありがとうございます。

去年のゴトビ監督の発言に関しては僕も
言い過ぎではと思っていたので、そこはお詫びします。

また昨日のウチの戦い方を見て余計に癪に触るところが
あったようですが、今のウチは3月の惨憺たる状態から
立て直しの途上で、とても浦和と埼スタで打ち合う体力は
ありません。また昨日の試合後のコメントからわかる
通り、ゴトビ監督は今の浦和を「非常に良いチーム」と
評価しており、そうした浦和に対するリスペクトが
ああいう試合につながったのだと思います。
そうした事情もご理解下さい。

いずれは浦和と互角に打ち合えるチームにしたいですね。

投稿: YANA | 2013年4月28日 (日) 22時09分

相手やチーム状況によって戦術が変わるのは当然でしょうしいつも理想のサッカーが出来るわけもないですよね。
一昨年は浦和も残留争いの中で内容など気にする余裕もありませんでしたし。
しかしゴトピ監督はそんなことすら理解出来てなかったわけで、せめて侮辱した相手にくらいには意地を見せて欲しかった。
試合後に浦和について語っているのが更に気に食わない。
先日の試合は清水の立派な勝利でしたし選手サポ胸を張っていいと思います。
ただしゴトピ監督だけは別です。

投稿: | 2013年4月29日 (月) 23時40分

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