久々のホーム勝利(4/13 磐田戦)
昨日(4/13)はダービーを見にアイスタ日本平へ行って来ました。
ダービーにも関わらずチケットの売れ行きが伸びず、どうにか1万5千人入ったものの、やはりここのところの惨敗によるマイナスイメージの影響が出たと思います。ただ、集まった人達が「今日は勝つぞ」って思いを溢れさせて声援を送っていて、一緒にいて心地良かったです。先制してからのスタジアムの一体感は凄かったですし。植えつけられたマイナスイメージは簡単に消えるものではないですが、この日感じた「心地よさ」を少しでも多くの人に感じてもらう事を積み重ねていく事が大事だなと思いました。
<J1 第6節 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 1ー0 ジュビロ磐田
勝ったのは我々ですが、内容は磐田の方が上でした。まだまだ立て直しへの道のりは遠いなと思いましたね。
まず守備ですが、開始早々にビッグチャンスを作られてビビったのか最終ラインが下がってしまい、中盤との間にスペースを作ってしまって、そこに磐田の選手が入ってボールを受ける場面が非常に多かったですね。また前節からまずブロックを作ってからプレスをかけるようにして最終ラインへのチェックも前ほどはいかなくなりましたが、この日はそれが逆効果で、磐田の最終ラインやボランチがフリーで前線のくさびを送る事となり、そのパスを起点に何度も危ない場面を作られてしまいました。特に前半の最初の20分は完全に「蹂躙」されていたという感じでしたね。後半はいくぶん改善されて真ん中へのくさびのパスはある程度抑えられるようになりましたが、二列目の選手に間に入られるのは最後まで修正できませんでした。まだ守備の仕方を整理して間もないので上手くいかない事もあるとは思いますが、まずブロックをコンパクトにして間に入らせない、入ってきたら確実に潰すというのは基本だと思うので、そこは押さえて欲しいです。あとこの日はボールへの反応1つ1つが磐田の選手に対して遅れる場面が非常に多く、そのせいで球際で競り負ける場面が多かったです。これも基本だと思うので、選手1人1人が心掛けて欲しいですね。
攻撃に関しても見るべきところは少なかったですね。ボールを奪う位置が低くてそこから組み立てるのが難しかったのもあるでしょうが、流れの中から効果的な攻めを作る事がなかなかできませんでした。まずバレーへ出すボールがハイボール一辺倒で、なかなかボールを真ん中で収められなかったのが問題かなと。バレーはあまりハイボールに強い選手ではなく、足元のボールであれば多少アバウトなボールでも体を活かしてキープしてくれるのはここ数試合で周りの選手達もわかってきていると思うので、まずそのためにどうするかというのを考えて欲しいと思います。あと戦術以前の話として、ボールを奪った後の最初のつなぎがあまりに雑だったり判断が遅くて奪われたりする事が非常に多かったです。やはりボールを奪った後の最初のプレーは大事なので、そこはもう少し丁寧にやって欲しいです。
勝った事はもちろん嬉しいのですが、ここまで述べたように課題があまりに多かったので、これでホッとして気を緩めるのは非常に危険だと思います。やはり勝利に驕る事なく改善すべき事を1つ1つ潰していって欲しいと思います。その意味でキャプテンの浩太が課題が多い事を認識しているコメントを残しているのは心強いです。またこの日出来が悪かったのは「ホームでこれ以上無様な試合はできない」というプレッシャーもあったのかなとも思ってます。やはりダービーですしね。それに先制してからの10数分間はまるで憑き物が取れたかのようにアグレッシブなプレーをしてましたし。この日の勝利で少しでも自信とアグレッシブさを取り戻してくれればと思います。
これで勝敗を五分に戻しましたが、次の相手はここのところ天敵となっているC大阪です。厳しい試合になる事は間違いないですが、ホームですから何とかいい結果をもたらして欲しいと思います。
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