価値あるドロー?(3/2 大宮戦)
内容には不満が残るものの、負けなかった事、0-2から追いついた事は評価できると思います。最後まで「勝つ」という気持ちを前面に出した選手達には拍手を送りたいですね。
70分くらいまではあまりいい出来ではなかったですね。特に攻撃面の停滞ぶりが目につきました。やはり中盤での落ち着きところがないから、CBやボランチから両サイドのウラを狙わせるくらいしか攻め手がないんですよね。中盤の3人がボールを引き出してあげればいいのですが、少なくとも村松やイ・ミンスはそういうタイプではないですからね。「河井や八反田がいれば」と思いました。守備も自慢のプレスがはまらずに全体が下がってしまい、特にサイドで後手後手にまわる展開。またバイタルを使ったワンツーからあっさり崩される場面が散見されたのも気になりました。何とか前半は0-0でしのぎ、風上に立った後半の最初は多少持ち直して相手を押し込んだものの、オウンゴールで失点してからは次第にやられたい放題になって、65分には完全に崩されて失点。この時点で負けを覚悟しました。
が、70分頃に瀬沼と内田を入れて2トップにして、74分にその2トップが絡んで最後に石毛が押し込んで1点を返してからガラッと展開が変わりましたね。とにかくまず2トップに当ててそのこぼれ球を狙うという戦い方を徹底するようになって、選手達に迷いがなくなったのでしょうね。84分には右サイドでの直接FKを内田が蹴って、それが直接ゴールに吸い込まれて同点。その後は大宮とエスパに2回ずつ決定機があったのですが、守備陣が踏ん張って点を与えず、結局引き分けとなりました。
まず最初にも書きましたが、敗戦濃厚の状態から引き分けに持ち込んだのは評価できると思っています。特に最後の方は「ここまで来たら勝つ」という気持ちが前面に出ていました。ただ、だからといって後半途中までチームが上手く機能していなかった事は忘れてはならないと思います。中盤が機能していない事、バレーとの連係など課題は山積みです。個人的にはスタメンに河井、八反田のようなボールを落ち着かせられる選手が欲しいと思っていますが、それ以上に思ったのが「とにかく難しい事を考えずにボールを前に運び、周りはサポートする」というのを徹底するのがまずは大事かなというところですね。2トップにしてからはまさにそうした戦いを徹底してましたからね。まずはそうした意識付けから始めるのが大事かなと思いました。
開幕戦はここ2年負けてましたが、今季は何とかドローでスタートする事ができました。ただこの勝ち点1を価値あるものに出来るかは次のホーム開幕戦にかかっています。相手は難敵の横浜FMですが、どんな形でもいいから勝ち点3をもぎ取って欲しいと思います。
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