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2013年3月17日 (日)

妥当な結果(3/16 湘南戦)

 約3年ぶりで平塚へ行って来ました。ネーミングライツがBMWになった事で、あちこちにBMWのマークが入っていて、あと前回工事中だった電光掲示板がアウェイ側のゴール裏スタンドにできていたのました。ただそれに伴って中央の得点掲示板が使用されなくなっていました。これも電力消費を抑えるためですかね。

 試合は1-1の引き分け。まあ1週間で修正できるとは思っていませんでしたが、結果も内容も「こりゃ先が思いやられるな」というもので、うんざりさせられました。もう少し変化の兆しみたいなものが見られれば違ったんですけどね。

<J1 第3節 於 Shonan BMWスタジアム平塚>

 清水エスパルス 1ー1 湘南ベルマーレ

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 エスパの出来から考えて、この結果は極めて妥当なものだったと思います。むしろ湘南に勝ち点3がいってもおかしくなかったですね。

 前節の惨敗を受けて、ゴトビ監督はメンバーをかなりいじってきました。中盤の構成をダブルボランチとトップ下1人の布陣にし、瀬沼を真ん中に入れてバレーを左ウィングにまわしました。で、左のバレーに斜めからロングボールを入れて起点を作ろうとしたみたいで、前半15分くらいまではそれがある程度功を奏して決定機も1度作りました。が、逆に攻め手がそれしかなかったので次第に湘南の選手も慣れ始め、加えて周りの選手がフォローに入るわけでもなかったので、次第にこぼれ球を拾えなくなり攻め手をなくしてしまいました。おまけに守備では簡単にウラをとられるし、寄せの1つ1つが遅くて湘南の早いパスまわしに対応できずに後手後手になる展開。湘南のラストパスの精度が高ければもう1~2失点しても不思議ではなかったですね。

 後半も最初のうちは同じような展開。そこでゴトビ監督は60分に浩太に代えて俊幸を入れて2トップにしました。その後相手GKのミスから同点に追いついてから少しずつ「勝ちたい」という気持ちが出て、中盤での寄せが早くなって相手を押し込む事に成功しましたが、それでも決定機は後半は3回くらい。相変わらずロングボール頼みで、それとサイド攻撃しか攻め手がなかったので、相手からすると守りやすかったと思います。最終ラインは最後までバタバタしっ放しで、得点の匂いも感じないまま90分過ぎてしまった感じでした。

 最初にも書いた通り、わずか1週間で修正できるとは思ってなかったので、内容の面でもある程度想定内ではあるのですが、あそこまで中盤を省略したタテポンサッカーに終始するとは思わなかったので、その点は失望しています。まあトップ下の八反田があれだけトップに近付いて「4-2-4」のような形になっていたら、もうボールホルダーとしたら蹴るしかないですよね。ゴトビ監督もこの点は想定外だったみたいなので、選手は猛省して欲しいと思います。何のために試合前にワンタッチのパスまわしのトレーニングをしているのか考えて欲しいし、多少監督の指示は無視してでもタテのパスを引き出す動きをしてそこにパスを送るというのを実践して欲しいです。

 この日の出来を見て、今のチーム状態がシステムによるものではない事はわかりました。が、同時にその新しいシステムを取り入れるための貴重な1か月を無駄にしてしまい、その結果チームがよるべき戦い方を見失ってしまっているのは厳然たる事実です。監督はその事をしっかり認識した上で、「今から土台を作り直すにはどうしたらいいか」を真剣に考えて欲しいと思います。もちろん選手は選手で何が足りないのかをしっかり話し合って欲しいですね。(まあ劇薬を使う以外はないのかなとも思っていますが)

 W杯予選のため、リーグ戦は一時中断となり、次の試合はナビ杯の甲府戦です。まあ今の体たらくで「タイトルを」とか言うつもりはないんで、立て直しのきっかけ作りのために上手く使って欲しいですね。

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