力負け(11/17 G大阪戦)
金曜まではずっと晴れていたのに、昨日は朝から曇っていて、列整の頃から雨が強く降り出しました。まあ雨だけだったら良かったので、試合前から風も強くなりだして完全に吹き降りとなり、屋根の下にいるのに雨に降られるというひどい状態でした。防寒はしていたつもりだったのですが、それでも寒かったしきつかったですね。
先に行われた試合の結果から、エスパとしては勝たないといけない試合だったのですが、まさに「完敗」という結果。試合後サポーターからはブーイングが浴びせられました。まあ当然ですね。ホームであんな無様な試合をやったのではしょうがないと思います。
<J1 第32節 於 アウトソーシングスタジアム日本平>
清水エスパルス 1ー3 ガンバ大阪
こういう悪いコンディションの試合では、いつもより技術の差やメンタルの差が出やすいと思うのですが、この日はまさにそんな感じでしたね。チームとしての差がはっきりと出た感じで、どちらが上位チームなのかわかりませんでした。
コイントスで風上をとられたのは間違いなく不利な方に作用したと思います。また前半早々に浩太が脳しんとうで交代してしまったのも痛かったです。が、それを差し引いても良くなかったですね。守備はG大阪のパスまわしに対応しきれず、さらに局面での守備が軽くてあっさり突破を許してしまう場面も目につきました。最初の失点などはまさにそうですね。攻撃でも10分頃にサイドをえぐってシュートする場面があったくらいでほとんど脅威を与えられず。1点差で終わったのがラッキーなくらいでした。
後半早々にCKの混戦からPKをもらって同点としたあたりでは多少勢いを取り戻した感じがありましたが、7分後くらいに再び勝ち越されて意気消沈。さらに見事なカウンターで3失点目を食らった後は、工夫のない攻めを続けてはカウンターを浴びる事の繰り返しで、ほとんど何もできないまま終わってしまう事になりました。
前述した通り、不運は確かにありました。ただ不運だけでは片付けられないものがこの試合にはありました。やはり個々の選手の戦術眼やファイティング・スピリット、チームの完成度などいろいろな面でG大阪とは力の差がありました。何か試合中にはG大阪から「お前らにACLはまだ早いんじゃ!」と強烈なメッセージを突きつけられている気がしましたし、そういった自分達の能力とか立ち位置をまずはしっかり認識する事が大事かなと思います。
まあ足りないところはいろいろありますが、特に差を感じたところが2点あります。1つは攻撃のバリエーション。遠藤、二川で真ん中で組立てながら外を効果的に使ってきたG大阪に対して、エスパはサイドからの単調なクロスばかりでバイタルエリアをほとんど使えませんでした。ピッチの幅いっぱいを使って攻撃するのはいいのですが、時には中も使わないと、と思います。そして中を使うためにはセンターFWがうまく絡む事が必要だと思うのですが、キムは真ん中でボールをおさめられず、クロスに反応できたのもほとんどありませんでした。その部分ではG大阪のレアンドロとは大きな差がありました。率直に言って、今のサッカーをするにはキムでは役不足で、来季に向けては新外国人選手の確保が必要かなと思います。今季はまだ試合が残っているので、その間は彼に頑張ってもらうしかないですが。
これで7位に転落。リーグ戦での3位以内はかなり厳しくなり、賞金圏内も怪しくなってきました。ここのところ終盤に尻すぼみになるのが続いていますが、何とか今季は残り2試合意地を見せて欲しいですね。
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