ダメージの大きな敗戦(6/30 大宮戦)
まあ「決めるところで決めなければ負ける」という見本のような試合でしたね。
前半途中までは主導権の奪い合いという感じだったのですが、次第に「攻めるエスパ、守ってカウンター狙いの大宮」という構図になっていきました。エスパはいつものようによくボールを追って大宮にカウンターをさせず、攻撃の際に遠い距離からのロングシュートを2本打つなどシュートの意識も高かったです。流れの中ではなかなか決定機が作れなかったのですが、それでもセットプレーなどから3度ほど決定的なシュートを打って、あと1歩というところまでいったのですが、いずれも相手GKのファインセーブに阻まれて得点できませんでした。ただこの段階では、GKが当たっているのが気がかりだったものの、「1点はとれるだろ」と思ってました。
後半も試合の構図は変わらず、エスパが試合を支配します。ただ大宮が人数をかけて守っていた事もあって、なかなか決定的な場面を作れません。崩しかけるところまではいくんですけど、最後のパスの精度が悪かったり味方とタイミングが合わなかったりして、なかなかシュートまで持っていけませんでした。そうこうしているうちに時間だけが過ぎていき、迎えた91分に、相手のカウンターに対してオフサイドがとれず、シュートが林の股間を抜かれてゴール。その後チャンスはありましたが、シュートまで持っていく事ができずにタイムアップ。相手にワンチャンスを活かされて、無念の敗戦となりました。
敗因は最初に書いた通り、「決めるべきところで決めなかった」事に尽きますが、ボールキープ率が高い割に決定機がそれほど多くないのは、やはり問題かなと思いますね。鳥栖戦やその前の新潟戦の後半と違ってタテのボールは入っていたし、相手最終ラインのウラを狙う意識も見られましたが、まだサイドにボールが入った時の工夫が足りないと思います。SBとウィングだけじゃなくてトップ下も寄ってきて3人で崩すとか、そういった工夫も必要なんじゃないですかね。1人1人が自分で突破しようとしてボールを失う場面が多かったので、そこは連携で崩すという工夫が必要だと思います。
これでリーグ戦は6試合未勝利。その間の得点はわずか2点と、得点力不足は深刻です。基本的に今の戦術である両サイドに人を配置して相手の守備陣を広げさせる事は間違いではないと思っているのですが、今は相手に「サイドにボールが入っても中でクリアすればいい」と割り切られている感じなので、そこで相手を釣り出す工夫をすればいいのではないかと思います。選手達のコメントにあるように「1点とって1勝すれば流れは変わる」とまで楽観的には考えていませんが、今は変にブレてしまう事の方が問題だと思うので、それは維持しつつどうひと工夫を加えるかを考えて欲しいですね。ただ、俊幸は当面使わない方がいいでしょう。プレーに迷いが出ちゃってます。伊藤の方がいいプレーをしていたし、白崎や柴原の方が今はいいような気がしますね。
次はホームで川崎戦。20周年記念イベントが多数行われる予定ですが、こういう厳しい状況で迎えるとは思いませんでしたね。まあ厳しい試合になるでしょうが、きっかけをつかむ上でも、どんな形でもいいから勝って欲しいと切に願っています。残念ながら僕は行けませんが、生観戦に行く人達にこの思いを託します。
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