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2011年12月 4日 (日)

これが現実(12/3 G大阪戦)

 いろいろな事があった今年のJリーグも、今日(12/3)が最終節。エスパルスはアウスタ日本平で優勝の可能性を残したG大阪と対戦しました。何年ぶりかでアウェー2階席全てがアウェーサポで埋まり、プレスもかなり集まっていました。

 結果は完敗。優勝しての西野監督の胴上げを見なくて済んだのは良かったですが、力の差を見せつけられた格好になったので、やはり悔しかったですね。まあ「これが現実」という事なのでしょうが。

<J1 第34節 於 アウトソーシングスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー3 ガンバ大阪

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 G大阪は強かったです。西野監督が10年かけて作ってきたチームだけあって、特に中盤の構成力は見事でした。が、この日に限ってはやはり「自滅した」印象が強いですね。

 試合の入り方は非常に良かったと思います。ボールホルダーへのサポートが早かったおかげでパスがスムーズにまわっていましたし、ボールへのアプローチも早かったです。先制した場面は非常に良い崩しでした。先制した後はG大阪に圧力をかけられましたが、怯む事なく落ち着いて対応できていたし、奪ってからの攻撃にも厚みがあって、ほぼ互角に渡り合っていました。同点にされるまでは。

 が、アレックスが絶好の決定機を外した直後で、チーム全体が集中を欠いたスキをつかれて同点にされてから雲行きが怪しくなり始め、10分後のCKで一番危険な存在のイ・グノのマークをミスしてどフリーでのヘッドで逆転ゴールを許すと意気消沈。前半終了間際に決定機を作り、後半もいい感じで入ったと思っていたら、辻尾が致命的なパスミスを犯して1対2の局面を作られ二川に決められてからは、完全に気持ちが切れてしまいました。3失点とも明らかなミスで、それを確実に得点に結びつけたG大阪も見事ではありますが、それにしてももったいないというか、モロ過ぎるなぁと思います。

 で、負けた事以上に残念だったのは、1-3になってからチームが崩壊してしまった事ですね。最終ラインは中途半端な寄せとマークのミス、パスミスを繰り返して、いつ失点してもおかしくないようなドタバタぶりだったし、攻撃もパスを引き出す動きが殆どなくバラバラに動いているだけ。明らかに戦えていない選手も何人かいたし、チームになってなかったです。リーグ戦最後の試合だし、ましてホームゲームなのだから最後まであきらめない姿勢をチームとして見せて欲しかった。それが残念でなりません。

 これで最終順位は10位。6年ぶりの二けた順位となりました。昨季の先発組の3分の2が抜けた事を思えば決して悪い順位ではないですが、シーズン前の専門誌の予想通りの順位に終わってしまったのはやはり悔しいですね。まあ今季は調子の波が激しすぎました。いい試合をしたと思ったら次の試合では「何だこりゃ」的な試合をしてしまうというような事を何度も繰り返す感じでした。この日も同じチームなのに違う顔をのぞかせたわけだし、本当に若いというかモロいチームだなと思います。こういう体質はそう簡単に変えられるものではないでしょうが、もう少し逞しさを身につけて欲しいと思うし、そのためには中堅どころの岩下、浩太、枝村あたりにもっとしっかりしてもらわないと、と思います。

 これでリーグ戦は終了。あとは天皇杯を残すのみです。この日の出来を見て「天皇杯こそ優勝だ!」なんてノーテンキな事はとても言えませんが、とにかく来季につながる試合をして欲しいなと思います。

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コメント

まあ、J1残留できたのだから今年はこれくらい
だったと諦めます。

今年のパターンとして試合の前半はいいのに、
後半はガタガタと崩れてしまう。

これをなんとかしないといけません。

来年、どんなチームになるのか楽しみです。

投稿: オレQ | 2011年12月 4日 (日) 07時17分

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