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2011年11月20日 (日)

久々の敗戦(11/20 柏戦)

 J1も残り3節。エスパがその3節で対戦するのは柏、鹿島、G大阪と強豪揃いです。今日(11/20)はその最初の試合となる柏戦でした。柏からもたくさんのサポーターが詰めかけ、ほぼ満員となりました。

 結果は、ホームでは6月の川崎戦以来、アウェイを含めても9月のダービー以来久々の敗戦となりました。逆転負けもリーグ戦では今季初めてです。先制した時は「いける」と思ったのですが、やはりそんな甘い相手ではありませんでしたね。

<J1 第32節 於 アウトソーシングスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー2 柏レイソル

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 この試合をどうとらえるかは難しいですね。言いたい事はあるのですが、まあ「初優勝に向けて走るチームの勢いにやられた」というとこでしょうか。

 不運があったのは確かです。ゴトビ監督は記者会見で一番に55分頃に元紀が倒されたプレーを指摘しました。生で観た時は確かに「あれ、PKじゃないの?」と思いましたが、映像で改めて観た限りでは非常に微妙で、PKはとりにくいかなと思います。それよりも勝ち越された場面で岩下が相手と競り合った時のプレーの方が問題かなと思いました。岩下がファウルを受けているように見えるのですが、主審は逆にファウルを流すジェスチャーをしているんですよね。この場面もそうですが、この日の高山主審は全体的に競り合いでのファウルの判断があいまいで、特に後半は試合をコントロールできていませんでした。そういう主審に当たってしまったのは不運と言えば不運でしょう。

 ただ不運で片付けられない要素も多々ありました。前半は柏の中盤の外国人をよく抑えてゲームをほぼ支配し、ボスナー砲が炸裂して先制した時は、先程も書きましたが「いける」と思いました。が、後半、柏が2人入れ替えて攻撃にシフトしてきたのを真っ向から受けて攻め合いに持ち込まれてしまい、60分過ぎに立て続けにセットプレーのピンチとなって、その流れで失点してからは完全にバランスを崩してしまいました。リードしているのですから、いつものように試合を「オーガナイズ」していけば良かったはずなのですが。その後は焦ってパスミスを繰り返してはカウンターから何度も決定機を作られてしまい、最後の最後に失点。あとは抵抗する力はなかったです。

 で、このバランスを崩したきっかけが55分過ぎの枝村から高木への交代だと思うんですよね。確かに監督の言う通りミスもありましたが、全体的には攻守のバランスを上手く彼がとっていたと思うのです。また枝村の出来に不満があったのなら同じ役割をこなす事の出来る浩太を入れても良かったはず。この交代は今でも納得がいかないです。この後も遅れて浩太を出したり永井を出したりしてますが、効果的な交代とはなりませんでした。こうした監督の試合中の修正能力の差も敗因の1つかなと思います。

 もちろん監督1人に責任を負わせるつもりはないです。プレーするのは選手達ですから。やはりピッチ上で修正する力がないとチャンピオンになんかなれないですよ。その意味でこの日の試合はエスパ伝統の「みるさ」がモロに出た試合と言えます。伸二不在の影響もあるでしょうが、もう少したくましさが欲しいですね。あと、この日は前半から最終ライン、特に岩下が不安定でした。無理なパスを狙い過ぎだし、シンプルにクリアすべきところでの緩慢なプレーが目立ちました。猛省を促したいです。

 まあ「今の柏相手に勝つのは厳しいかな」と思っていたのでそれほどショックはないですが、逆転負けというのは気分のいいものではないですね。目標にしている勝ち点50も厳しくなってしまいましたが、残り2試合少しでも上にいけるように、きっちり準備して欲しいと思います。

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