J1残留確定(10/23 甲府戦)
昨日(10/24)はアウスタ日本平での甲府戦に行って来ました。数日前までの予報はあまり良くなかったのですが、予想より早く天候が回復して、当日は暑さすら感じるほどでした。「チケットの売れ行きの良さに水をさして欲しくないなぁ」と思っていたので、良かったです。
で、この日の勝利でエスパルスが来季もJ1で戦う事が確定しました。勝ち点40に達した時点で「ほぼ大丈夫だろう」と思っていましたが、やはりホッとします。オフのゴタゴタ、開幕数試合の低空飛行、3試合連続の0-4での敗戦と、今年は「ヤバイかも」と思った時期が何度もありましたからねぇ。いろいろありましたが、来季もトップ・カテゴリーで戦えるのは、やはり嬉しいですね。
<J1 第30節 於 アウトソーシングスタジアム日本平>
清水エスパルス 3ー0 ヴァンフォーレ甲府
点差ほどの差はなかったと思ってます。特に前半は甲府のハードワークに手を焼きました。ただ甲府に硬さがあったのか特に攻撃時に大事にいき過ぎる傾向があったのと、エスパが攻守両面で要所を抑えたのが勝敗を分けたのかなと思います。
ヨンアピンの代役を誰にするかが注目点だったのですが、ゴトビ監督が選んだのは平岡でした。おそらくハーフナーの高さに対応するためだったのでしょうが、正直アンカーでの平岡のプレーはあまり評価していなかったので、不安でした。が、こと守備に関してはこの起用が当たりましたね。平岡がハーフナーへのクサビのボールにうまく対応してボールを渡す回数を減らし、さらにトップ下の片桐もケアしてくれた事で、甲府の攻撃の威力を削いでくれました。また岩下、ボスナーのCBコンビも高さでは負けていましたが少なくとも自由にはさせませんでした。特にオスナーが前節の反省からか頑張ってましたね。岩下も競り合い、カバーリングともにソツなく対応してくれたし、この3人がハーフナーを抑えてくれたのが勝因の1つだと思います。
攻撃に関しては、最初の30分は甲府の前からのプレスに手を焼き、また高原もファウルすれすれのチェックを受けた事でなかなかボールがおさまらず、点が入る気がほとんどしませんでした。が、カウンターから元紀のサイドチェンジが相手に当たってフリーの高木の足元におさまるというラッキーな形からの先制点が、こちらにグッと流れを引き寄せる形になりました。その後の10分間は両サイドを有効に使って攻めたてて、いつ点が入ってもおかしくない展開でした(危うくPKを与えそうな場面もありましたが)。こういう流れで点がとれないと逆に苦しくなる事が多いだけに、前半終了間際の伸二の追加点は大きかったですね。後半は基本的に甲府が攻めてエスパがカウンターを狙うという図式だったわけですが、やはり3点目に触れないわけにはいきません。ユングベリのボールの持ち出しの上手さ、伸二のパスセンス、元紀の動きだしが上手くかみ合った美しいゴールだったと思います。
課題はやはり3点目をとった後の試合の運び方でしょうね。ゴトビ監督は「サッカーをやめてしまった」と評してましたが、疲れからか全体が下がり過ぎてしまい、有効な攻撃をほとんど繰り出せなくなってしまいました。ある程度守備重視になるのは致し方ないですが、こちらも鋭利な刃物を常にチラつかせておかないと苦しくなるだけなので、常にカウンターという刃物を磨いておく事とそれをいかに使うかを今後は意識して欲しいと思います。
個人で見ると、良かったのは前述の岩下、ボスナー、平岡と、やはり伸二ですかね。あと高原が前節よりも良い状態でプレーできていたのも頼もしい限りです。またアレックスも攻守とも献身的な動きで貢献してくれました。やはり真ん中が安定すると安心できますね。
これで広島を抜いて賞金圏内の7位となりました。今季は観客動員で苦戦しているだけに、できれば賞金は確保したいところ。次はここ8試合勝っていないアウェーでの試合で、相手は福岡です。プレッシャーから解放されて伸び伸びと戦ってくるかもしれませんが、何とか勝ち点を持ち帰って欲しいと思います。
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