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2011年6月27日 (月)

我慢の勝利(6/26 仙台戦)

 昨日(6/26)の仙台戦は約1か月ぶりに生観戦しました。てっきり雨模様かと思っていたら富士山が見えるほどの好天で、昼間は暑かったです。ただちょうどいい感じの風が吹いていたので日差しさえ避けられればそれほど暑くはなかったし、夜はちょうどいい感じの気温で気持ち良かったです。

 試合はじりじりするような展開で、見ていてストレスを感じた人もいたでしょうが、終盤に先制してから試合終了のホイッスルが鳴るまでの間はスタジアムに一体感があったし、ホイッスルが鳴った瞬間の解放感といったらなかったですね。やはりこういう試合があるから生観戦は止められないんですよねぇ。

<J1 第18節 於 アウトソーシングスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー0 ベガルタ仙台

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 仙台はいいチームでした。ディフェンスはきっちり統率されていたし、ボールを奪ってからのカウンターも非常に鋭いものがありました。12試合無敗を守っただけの事はあるし、この日は決定力が足らずにサッカーの神様にソッポを向かれる結果となりましたが、これからも上位争いに加わり続けると思います。

 そのような仙台を相手に、エスパは我慢の展開を強いられました。相手のロングフィードからのセカンドボールを拾えるようにと村松と真希のダブルボランチにして、ある程度その狙いは達成できたものの、セットした仙台の守備に対してなかなかタテのボールが入らず、ボールをキープするもののペナ付近には入り込めないジリジリした試合が続きました。前後半通して決定機は3~4回くらいしかなかったと思うのですが、その数少ない決定機でよくアレックスが決めてくれました。宏介のボールも素晴らしかったですがあれはアレックスの技術を褒めるべきでしょう。90分通して我慢を続けながら数少ない決定機をモノにできたのが最大の勝因だったと思います。

 もちろん課題はあります。一番は相手にセットされた時の攻撃の工夫でしょう。いつもより前の方の人数が少なかったのも理由の1つではありますが、もう少しタテのボールを引き出すが欲しいところです。今はサイドにふたをされちゃうとどうしようもない感じがあるので、もう少し真ん中も使いたいですね。あと守備では無失点で終わったものの、真ん中で相手をつかまえきれずにフリーでヘディングシュートを打たれる場面が何度もあり、ボスナー不在の影響が出てしまった感がありました。このあたりは岩下、平岡の2人でもやれるように修正して欲しいところです。

 一方収穫はボランチの人数が1人でも2人でも守備組織が崩れる事が殆どなかった事。アレックスが右サイドでも機能するメドがたった事あたりでしょうか。そして何よりこれまで無敗だった仙台を破った事により非常に大きな自信を得たというのが一番の収穫でしょうね。実際、自信に思っていい事だと思います。

 個々の選手で言うと、やはり貴重な勝ち越し弾を決めたアレックスがMOMでしょうね。今や本当に替えのきかない選手になっています。あと時折危なっかしいプレーもあったものの碓井がいいセービングを見せてくれました。ボランチの2人も守備に関してはよく機能していたし、宏介のオーバーラップも効いてました。伸二など物足りない選手もいますが、出た選手はほぼ自分達の役割を果たしたと思います。

 これで厳しい6月の5連戦を3勝1敗1分けで乗り切る事ができました。まだまだ修正の余地はいろいろありますが、その分これからどこまでチームが伸びるか楽しみになってきました。次の相手の鹿島も難敵ですが、またホームでやれるので、何とか元旦の天皇杯の借りを返して欲しいと思います。

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