鬼門、守れず(5/3 広島戦)
今日(5/3)はアウスタ日本平での広島戦でした。予想以上にスタンドが埋まったので勝ちたかったところですが、残念ながら広島に16年ぶりの日本平での勝利を献上する事になってしまいました。
試合結果以上に残念だったのが、試合後挨拶に来た選手に観客の一部が心無い言葉を浴びせたようで、岩下がそれに対してキレた事です。岩下に対してでなく、何がしかの言葉を浴びせた観客に怒りを感じています。今季が我慢のシーズンになる事は前からわかっていた事。にも関わらずその場の感情だけで心無い言葉を浴びせ選手をキレさせる事に何の意味があるのか。岩下にももっと大人になって欲しいという気持ちもあるものの、同じエスパを応援する者として情けないし、非常に後味が悪かったです。
<J1 第9節 於 アウトソーシングスタジアム日本平>
清水エスパルス 0ー1 サンフレッチェ広島
試合に関しては、決めるべきところを決めておかないとこういう展開になる典型のような試合でした。試合内容はこれまでで一番良かっただけに、勝たせてあげたかったですね。
試合を通してバランス良く守れていたのではないかと思います。ラインを高く保ちつつ中盤のスペースもきっちり埋める事で広島にクサビのパスを容易に出させないようにし、何とかゾーンを広げようとウラ狙いのボールを多用してきても、バタバタしたのは最初のうちだけであとは落ち着いて対処できていました。中盤のチェックも早かったですしね。ゴール前のゴチャゴチャしたところから失点してしまったのは反省すべきところですが、攻撃力の高い広島にさほど決定機を与えずに守れた事は自信にしていいと思います。
攻撃に関しても、広島の守り方がまず自陣でセットして相手にスペースを与えないというやり方だったのもあるでしょうが、真ん中の3人(枝村、岩下、アレックス)が上手くボールを引き出して効果的に散らしていく場面が多く見られ、そこから厚みのある攻撃をする事ができていました。特に高原から高木に代わってから失点するまでの攻撃は今季見た中では一番面白かったです。ただねぇ、押していた割には決定機が少なかったかなと。やはりラストパスの精度が低かったですし、攻撃がサイド一辺倒でちょっと単調だった感じは否めないかなと思います。やはりパスをまわすにしてもワンタッチのパスを入れるとか変化が必要でしょうし、この日最大の決定機を引き出した宏介の中へえぐる突破とか思い切ったプレーも必要かと思います。ただ、今までは決定機の一歩手前に行くまでで煮詰まってましたから、それを思えば攻撃に関しても進歩していると言えます。自信を失う事なく半歩ずつでも前進してくれればと思います。
個人に目を向けると、良かったのは岩下、枝村、宏介と途中出場の高木。特に岩下がボランチとしてサマになってきたのは大きいです。平岡の怪我によってはCBに戻されるかもしれませんが、岡根や児玉がいるのでここは継続してボランチで使ってみて欲しいですね。一方精進が必要なのは辻尾と伊藤。特に辻尾はクロスを上げる練習をもっとして欲しいですね。あと高原はこのままでは使いずらいという印象を持ってます。
次節はまた中3日で名古屋戦。今当たるにはハードな相手ですが、今のうちならいくらヘマしてもカバーできるかと思うので、今持っている力を全てぶつけるつもりでやって欲しいですね。
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