« 香川が骨折で離脱 | トップページ | 補強(?)動向その3 »

2011年1月30日 (日)

アジアカップ決勝・オーストラリア戦

 昨日(1/29)のアジアカップ決勝、リアルタイムで見ました。BSの方で見たのですが、試合終了後の表彰式をちゃんと中継してくれたのは良かったものの、あれがアラブ式なのかは知りませんがとにかく進行が遅いのなんの。最終的に中継が終わったのは3時15分くらいだったかと思います。おかげで疲れました。まあ、心地良い疲れでしたけどね。

 まずは代表の選手、スタッフに心から「おめでとう」の言葉を贈りたいと思います。本当にしんどい試合でしたが、よく我慢して戦ってくれました。

 オーストラリアの攻めはケイヒル、キューエルにまず当ててそのこぼれ球を狙って押し上げるというシンプルなもの。わかってはいたのですがなかなか抑える事ができず、終始苦しい展開を強いられました。攻撃も前田、本田圭に厳しくつかれ、香川の代役の藤本はほとんど機能せず、なかなか攻撃のテンポを上げられずにいました。特に後半の開始から10分くらいはアップアップの状態だったと思うのですが、ここで藤本に代えて岩政を入れ、吉田、岩政の2CBにしたのが効きましたね。今野が真ん中だとどうしても狙われやすかったですが、岩政なら高さでもある程度勝負できますからね。これ以降は、危ない場面はあったものの、守備が安定してほぼ互角の展開に持ち込む事ができました。その後はお互いにチャンスを決めきれずに延長戦に突入し、ほとんど消耗戦の様相を呈してきていましたが、持ち味を出し切れていなかった前田に代わって投入されていた李忠成が値千金のボレー。長友のクロスも李忠成の動きだしやシュートも素晴らしかったですね。終了直前にゴール前で直接FKを与えた時は韓国戦の事が頭をよぎりましたが、最後まで集中を切らさず守り抜きました。本当に「我慢の勝利」だったと思います。

 MOMは川島か長友ですかね。川島はキューエルとの1対1で2度防いだだけでなく、再三にわたって好セーブを連発してくれました。長友も途中でポジションを前に上げても落ち着いて対応し、無尽蔵のスタミナで対面のDFに脅威を与え続けてくれました。2人とも素晴らしかったですね。もちろん長谷部、吉田など他の選手達もよく頑張ってくれました。あと忘れてならないのはザッケローニの選手起用。韓国戦での伊野波投入は失敗だったと思いますが、この日の選手交代は見事でした。もちろん起用に応えた選手達もよくやったと思います。

 大会前は、準備不足が甚だしかったので「3位以内に入れば合格点」と思ってましたから、優勝は望外の喜びです。まさにチームを作りながら大会を戦っていく感じだったと思いますが、よく選手・スタッフが団結して1試合ごとに成長の跡を見せてくれたと思います。本当にいいチームでした。ただ、あくまで次回のアジアカップの出場権とコンフェデの出場権が獲れただけですし、「次回W杯出場も安泰」とはとても言えない事は今大会の足跡からも明らかだと思います。攻撃のジョーカー役をどうするか等課題はあるので、1つ1つそれらをつぶしていって欲しいと思います。まずは6月のコパ・アメリカに注目したいですね。

 あとは、サッカー界のこの良い流れにJリーグもうまく乗りたいですね。もちろん我らがエスパルスも。何にせよ代表スタッフ・選手の皆さん、お疲れ様でした。

※ブログランキングに参加してみました

にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

|

« 香川が骨折で離脱 | トップページ | 補強(?)動向その3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アジアカップ決勝・オーストラリア戦:

« 香川が骨折で離脱 | トップページ | 補強(?)動向その3 »