またしても不完全燃焼(1/1 天皇杯鹿島戦)
元旦の天皇杯決勝、鹿島と対戦したエスパルスは1-2で敗れ、4度目の準優勝に終わりました。
決勝進出が決まった後はチケットの手配に追われて想定外の出費もし、当日は列整が始まる間際に列に入り込み、試合が始まるまで仲間と話したり女子の決勝を見たりと、試合が始まるまでは楽しかったです。試合が終わった後はいつもの中華料理屋でグダグダとグチのこぼし合いとかをしたりして、こちらも楽しむ事ができました。
全国にサッカーチームは数多くあれど元旦にサッカーができるのは2チームだけなわけで、それを5年ぶりに体験できただけでも幸せかもしれないし、決勝進出してから試合が終わった後の2次会までを1つのイベントととらえれば、ホント楽しいイベントだったなと思います。
<天皇杯決勝 於 国立霞ヶ丘競技場>
清水エスパルス 1ー2 鹿島アントラーズ
ここからは本題の試合の話です。
失点はいずれもセットプレーでしたが、負けるべくして負けた試合だったと思います。
特に前半はひどかったですね。鹿島が過去の対戦をふまえてウチを研究してきた部分はあるでしょうが、出足で完全に負けてしまい、ちょっとつめられればロングボールを蹴ってしまう事の繰り返し。さりとてつなごうとするとミスになってかっさらわれピンチを招いてばかり。G大阪戦のようなサイドを起点にした攻めがほとんどできませんでした。中盤と前線との潤滑油の役目を担っていた兵働の不在は確かに痛かったのですが、それ以前に鹿島相手に出足で負けるばかりかビビって長いボールに逃げているようでは試合にならないですよ。失点はCKからでしたが他にも危ない場面が何度もあったし、どうにもこうにも展望の立てようがない前半でした。
後半は気付かなかったのですがフォーメーションを4-4-2にしたみたいで、それにより前半よりは互角に戦えるようになりました(それでも危ない場面はあったけど)。特に伸二を左サイドハーフにした事で彼のゲームメイクのセンスを存分に活かせるようになり、何度もチャンスを作り出すようになりました。ヨンセンへのパスなどは見事でしたね。で同点になって「さあこれから」というところで真希に代えてテル投入。この選手起用は疑問です。確かに真希は本調子ではありませんでしたが前半よりは戦えていただけに、これからたたみかけようかというところでバランス重視でテル投入というのは納得がいきません。実際ここからは再び鹿島に流れを持っていかれ、直接FKを叩き込まれて失点。あとは老獪な鹿島の前になすすべがありませんでした。
確かに今日の鹿島は良かったです。が、それ以前に自分達の力を最大限発揮できずに敗れてしまった事が悔しくてなりません。前日に書いた「一番やって欲しくない事」をモロにやられてしまったわけですから。監督はここ一番で縮こまった采配しかできないし、選手は選手でぬるいプレーしかできないしで、今はチームに対して怒りの感情しかわきません。
ただ逆に、今のぬるさから脱却するにはチームを一から作り直すしかないという事を再認識した試合でもありました。その意味では、これは厳しい言い方になりますが、「出ていきたいヤツは出ていけばいい。残ったメンツと新たに入ったメンツでよりたくましいチームにするんだ」と思えるいいきっかけになりました。まあ2011年シーズンは苦難のシーズンになるでしょうが、何年か先に今度こそ国立の表彰台にWinnerとして立てるようになりたいと思います。
と言いつつ、ハマったら面白いサッカーをする2010年のチームは好きでした。選手・スタッフには心から「お疲れ様でした」と言ってあげたいです。
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