会心の試合でした（12/29 天皇杯G大阪戦）

　仕事納めを無事終えて、昨日（12/29）はエコパまで行って来ました。この日も寒かったですが、準々決勝の時より厚着して行ったので、何とか持ちました。それでもだいぶ体は冷えましたが。

　試合は正直予想しなかった会心の勝利。リーグ戦最終節の時の借りを思い切り返す事ができて、気分が良かったです。が、帰って来てサッカー協会のHPの追加販売の枚数を見て愕然。何とかオークションで落札したものの、ちょっと痛い出費となってしまいました。やっぱり信じて買っておかないとダメですね。

＜天皇杯準決勝　於　エコパスタジアム＞

　清水エスパルス　3ー0　ガンバ大阪

　本当に「会心の試合」でした。準々決勝は及第点をあげられる選手がほとんどいなかったのですが、この日は全員が自分達の仕事を完璧に近い形でこなしていたと思います。

　まず攻撃は、リーグ戦最終節で出た課題をいろいろ修正したようで、全体のテンポが非常に良かったですね。何よりヨンセンへのサポートが早かったと思います。前の試合はヨンセンに当てた後のセカンドボールをほとんど取れなかったと思うのですが、この日は伸二、淳吾、岡崎あたりがよくサポートに入っていたし、ヨンセンの落としも的確だったので非常にボールがスムーズにまわっていました。それとこの日は両サイドのウラ狙いを徹底させたようですが、悪い時はサイドでボールをキープしても変にボールをこね回して中とのリズムが合わない事が多かったのですが、この日は「ここで上がるかな」というタイミングできっちりクロスを上げられていたので、中の選手もあわせやすかったんじゃないかなと思います。サイドからの攻撃というのがエスパの伝統だと思うのですが、やはりサイドで起点を作っても最終的にシュートまでもっていかないと意味がないので、その意味では非常に良かったんじゃないかと思います。

　守備も良かったですね。特に前半は前線、中盤の守備がすごく効いていました。最終ラインと挟み込んでボールを奪ったり、前の方でパスコースを限定させておいて最終ラインでパスカットしたりするシーンが何度もありました。あれだけ前の方の守備が機能したら最終ラインの選手は楽だろうと思いますね。後半はG大阪の方が攻撃の枚数を増やしてきたので押し込まれる時間帯が増えましたが、今度は最終ライン、特に真ん中の岩下、ボスナーが体を張ってよく対応してくれました。前の試合はなんか危なっかしい印象があったのですが、この日はそのような場面は皆無でしたね。ホントにみんな集中していたと思います。被決定機は前後半あわせても数えるほどしかなかったし、相手に遠藤がいなかったのを差し引いても素晴らしい出来だったと思います。

　個人に目を向けても、全得点に絡んだ淳吾はもちろんの事、２得点をあげてポスト役も見事にこなしたヨンセン、前線と中盤のつなぎ役として走り回った伸二、兵働、ハイボールへの対応が際立った海人など、前の試合がウソのような会心の出来だったと思います。ただ中でも印象に残ったのがイチ、宏介の両SB、その中でも宏介ですかね。終始アグレッシブな動きを見せてくれて、今まで見た中で一番いい出来だったかもと思いました。あとはクロスの精度が上がれば完璧ですね。

　これで５年ぶりの決勝進出。相手は鹿島です。案外いい試合をした後の次の試合はグダグダになる事が多いし、中２日という悪条件、試合終了間際に怪我をして途中交代した兵働がどうも決勝には出られそうにない事など不安材料は多々あります。ただチームが調子を取り戻してきたのは確かだし、次が今のメンツで戦えるラストゲームです。とにかく今は悔いの残らないよう全力でぶつかって欲しいと思います。