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2010年12月26日 (日)

何はともあれベスト4(12/25 天皇杯山形戦)

 昨日(12/25)は3週間ぶりで日本平へ行って来ました。寒くなると聞いていたのでグラウンドコートを着て行ったのですが、冷たい風が強く吹き続けるものだから寒いのなんの。寒さとも戦いながら試合を見る感じでしたね。

 試合は白熱した展開になりましたが、PK戦の末何とかベスト4に進む事ができました。これで天皇杯は2年連続、カップ戦で合わせると4大会連続のベスト4です。やはりこのメンツでの試合をもっと見たいので、その意味では良かったなと思います。

<天皇杯準々決勝 於 アウトソーシングスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー1(PK戦5-4) モンテディオ山形

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 どちらとも持ち味を出した試合だと思いますが、どちらがより最初のゲームプラン通りに進められたのかというと、明らかに山形だったと思います。正直、ウチが先に進む事ができたのはラッキーでしたね。

 試合前は諸々の騒動から悪い試合の入り方をするんじゃないかと危惧していましたが、決してそんな事はありませんでした。最初から積極的な守備をしてボールを奪い、エスパらしい巧みなショートパスのつなぎから何度も山形陣内へ攻め込みました。が、山形にとっては織り込み済みだったようで、最後のところは自由にやらせずに、時折効果的なカウンターからエスパにとって危ない場面を作っていました。実際、エスパはボールを支配している割にはシュートが少なく、逆に決定機の数では上回られていました。

 後半は山形が増田を入れて少しずつ攻勢に出始め、さらにエスパが後半半ばに伸二を下げたあたりからは単発の攻めしかできないようになり、最後の方は2~3度立て続けに決定機を作られるなどアップアップの状態になってしまいます。延長に入ってからはどっちつかずの展開に戻したものの、延長後半早々にロングボールのセカンドの取り合いに負けて先制を許します。この時点で「負けたな」と思いましたが、直後に兵働が決定的なシュートを放ち、その流れで得たCKにボスナーが合わせて同点に追いついたあたりは、「こんなところで終われない」という執念を感じました。結局PK戦で海人が1本止めて、薄氷を踏む思いで何とかベスト4に進む事ができました。

 前半は確かにボールを支配できましたが、悪い時のクセというかただボールをまわしているだけで最後にどうフィニッシュにつなげるのかという視点が欠けていたと思います。同サイドでちまちま回すばかりでしたし、サイドチェンジなどでゆさぶる事をしないと山形のようなチームは崩せないと思います。守備も最後の場面で体を張れていたものの、クリアミスなど危なっかしい場面が多かったし、チーム全体として本調子にはほど遠い感じがしました。もちろん山形の出来は良かったので、それに苦しんだ部分もあったでしょうけどね。個人に目を向けても及第点をあげられるのは伸二とイチくらいで、あとはいまいちでした。淳吾も本田もミスが多いし、岡崎も肝心のところで決めきれないし、何よりヨンセンがポスト役としてほとんど機能しなかったのは気になるところです。

 何とかエコパで戦う事ができますが、ちょっと昨日の後半半ば以降の出来を見ると「この調子で決勝まで行くぞ」とはとても言えないです。遠藤抜きでもG大阪は強いですから。とは言え、2年連続でエコパで終わるのは悔し過ぎますし、このメンツで戦えるのもあとわずかなので、何とか食らいついて欲しいなと思います。

 最後になりましたが、試合後に悔しい思いを押し殺してエスパルスコールをしてくれた山形サポの皆さん、ありがとうございました。来季もいい試合をしましょう。

 イチ、テルの事はシーズン終了後に改めて書きたいと思います。

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