ハプニングはあったけど(11/14 湘南戦)
昨日(11/14)はアウスタ日本平での湘南戦でした。
ご存じかと思いますが、試合中まさかのハプニングがありました。コーナー近くからの湘南の直接FKがゴールを捉えて、それを防ごうとした西部の体がゴールのかどに当たってしまい、その衝撃で何とゴールが壊れてしまいました。見ているこちらは「すぐ直るだろ」と思ったのですが、ホントにパキッと鉄の柱が折れていたようで、試合が10分以上中断しました。雨や雷で中断したのを見た事はありますが、こんなハプニングでの中断は当然初めてなので、「いい経験したな」と思います。ちなみにJリーグでは初めてだそうですが、JSL時代の記録を追ってくれている人、いないですかね。
<J1 第30節 於 アウトソーシングスタジアム日本平>
清水エスパルス 5ー0 湘南ベルマーレ
さて試合ですが、前半終わった段階ではとてもこんな点差がつくとは想像できませんでした。前半の出来は前節のC大阪戦の前半と後半の間くらいのものでとてもほめられたものではなかったのですが、メンタル的に不安定な分、終了間際の1点がエスパにはいい方に作用したようです。
前半、湘南は最終ラインと中盤でがっちりゾーンを固め、さらに前の3人が意欲的にプレスをかけてきて、引っ掛けたボールを速攻につなげるという戦い方を徹底させてきました。それに対してエスパの方は前の動きがいまひとつ少なく、またバランスも悪くミスも多くて完全に攻めあぐねてしまいました。決定機こそ与えなかったものの何度もゴール前に迫られたし、こちらは2度決定機でシュートを放った岡崎がわずかに得点のにおいを感じさせたくらいで、点をとれる感じがしませんでした。それだけに前半終了間際(58分!)のゴールは貴重でした。あの場面は何人かの意図がうまい具合にかみ合った見事なゴールでしたが、あれで選手たちは何となく良い時の感覚を取り戻したんじゃないかなと思います。
後半も立ち上がりは湘南が意欲的に攻めに出たのですが、次第にエスパの攻撃がかみ合いだして湘南を自陣に押し込みます。このヨンセンのゴールが決まるまでの数分間は久々に分厚い攻めができてましたね。長短のパスの使い分けがうまかったし、いい感じで両サイドから揺さぶる事ができていました。それだけにこの時間に追加点をとらないと思っていたらヨンセンが見事なコントロールショットを決めてくれたので、これで「いけるかも」という気になりました。おまけにラッキーなPKももらえたし(かなり微妙な位置だったし、まさかPKとは思いませんでした)、岡崎もゴールを決めてくれたので、この日観戦された方はかなり満足されたんじゃないかなと思います。
まあ冷静に見ると、前半の出来がアレだったので手放しで喜ぶわけにはいかないかなと思います。4~5点目は湘南が前がかりになっていたところでボールを奪ってのカウンターだったので、スペースが結構ありましたしね。むしろ3-0になって以降に3度も決定機を与えたのが気に入らないです。とはいえ、前述の後半の2点目をとるまでの時間帯はとても良かったので、あの時間帯の攻撃を長くできるようにできればいいと思うし、この日を感覚を取り戻すいいきっかけにしてくれたらと思います。
次は中2日で天皇杯のベスト16。難敵横浜FMとの対戦です。はっきり言ってリーグ戦以上に大切な試合だと思います。今のメンツで少しでも長くサッカーができるように頑張って欲しいです。
最後になりましたが、試合後に、この日降格が決まってしまった湘南に対してエスパゴール裏からエールが送られて、エールの交換が行われました。非常にいい光景でしたね。こういう行為が自然にできるっていうのは、自分達の中で誇りにしていいんじゃないかなと思いました。湘南サポもエールを返してくれて嬉しかったです。また頑張って上がってきて欲しいですね。
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