痛み分け(10/2 鹿島戦)
昨日(10/2)はアウェーでの鹿島戦でした。翌日に予定があった事などもあり、スカパーで観戦しました。
結果はご存じの通り、引き分け。名古屋が勝った事もあって、両者にとってまさに「痛み分け」という言葉がピッタリな結果となりました。まあ僕は「優勝争いはもう無理だろう」と思っていたので、アウェーで負けなければ御の字と思ってますけどね。
<J1 第25節 於 県立カシマサッカースタジアム>
清水エスパルス 1ー1 鹿島アントラーズ
強敵鹿島のホームに乗り込んでの試合である事、今のチーム状態が良くない事、そしてピッチ状態が良くなかった事などを考えあわせて、今できる最大限の事をやっていたと思います。それだけに結果が欲しかったところですが、残念ながら鹿島の方が90分通しての出来は良く、引き分けに終わったのはしょうがないと思います。
特に守備面が良かったと思います。前半は前線、中盤からの寄せが早くて鹿島に思うようにボールを持たせず、決定機をほとんど与えませんでした。ただ結構とばしている印象もあったので「後半どこまでもつか」と思っていたのですが、案の定後半早々に小笠原の狡猾なセットプレーで同点にされてからは鹿島の運動量がグッと増え、こちらは寄せが遅くなって押し込まれる展開が多くなってしまいました。ただここで踏ん張ったのが最終ラインで、「やられた!」と思うような場面でも体を投げ出して止めて、最後のところはやらせませんでした。水曜の広島での試合から直接茨城へ移動してその間選手同士でのミーティングを多く行ったらしいですが、その成果が出たのかもしれませんね。ここのところ大量失点が続いていただけに、この試合を守備立て直しのいいきっかけにしたいところです。
攻撃に関しては、カシマのピッチ状態が非常に悪い事を考慮してロングボール中心に組み立てたため、あまり見るべきところはありませんでした。選手もボールを止めるのにも神経を使っていた感じなので、仕方がないと思います。また前節の大量失点を受けてどちらかというと守備重視で進めていた感もあります。こういう試合でうまくカウンターを仕掛けられるようになればいいのですが、今年はどちらかというとボールを保持して攻める事を志向していましたからね。まあそのチームとしての戦い方の幅の狭さが今の苦戦の要因の1つかと思いますが。
あと気になったのはヨンセンの動きが今一つだった事。特に後半はサポートが少なく孤立する場面が多かったのも要因でしょうが、判断ミスが散見されたのが気になりました。それと交代枠を使い切らなかったのも不満です。本気で勝ちにいくんだったらヨンセンに代えて一樹や大前を使って、よりカウンター狙いにシフトする手もあったと思いますけどね。結果論ですが。
これでまた4節連続で勝ちなし。苦しい状態が続きますが、守備に関してはこの日の感覚を忘れずに、攻撃に関しては、次から3試合連続でピッチ状態の良好なアウスタ日本平でやれるので、よりアグレッシブに戦ってほしいと思います。次のナビ杯広島戦で結果を残せないとモチベーションがガクッと落ちてしまう恐れがあるので、とにかく最善の準備をして試合に臨んで欲しいです。
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