５節ぶりの（7/27 Ｃ大阪戦）

　昨日はＣ大阪戦でした。平日なので見に行けるわけがなく、しかもここのところ非常に忙しいので、その日のうちに見れるかも怪しかったのですが、「久々の勝ちなんだから見ないと」と思って、23時半頃から録画してあった試合を見ました。

　まあ審判がアレだったとか終盤に２点返されたとか不満がないわけではないですが、総じて見れば内容的にも悪くはなく、久々に花火も見れたという事で、現地に行かれた方はさぞ気持ちよく「勝ちロコ」を踊ったのではないでしょうか。

＜Ｊ１　第15節　於　アウトソーシングスタジアム日本平＞

　清水エスパルス　3ー2　セレッソ大阪

　前節の名古屋戦の時の良さをそのまま持ち込んだいい形の勝利だったと思います。前半の２度の被決定機で失点していればどうなるかわからなかったかもしれませんが、総じて見れば勝つべくして勝ったと言えるのではないでしょうか。

　良かったのは攻撃面ですね。最終ラインからのビルドアップから得点した１点目、高い位置でボールを奪ってのカウンターからの２点目、西部からの好フィードから点に結び付けた３点目と、どれも綺麗な形でしたし、それ以外の場面でもフィールド全体を広く使おうという意図が感じられ、また長短のパスの使い分けも上手いなと思いました。個人に目を向けても、淳吾のコンディションが非常に良さそうだし、岡崎も動きにキレが出てきたし、兵働のシュートの精度も上がってきているし、で、春頃のいい状態を取り戻しつつあるように感じました。惜しむらくは、４点目をとれるチャンスがありながらとれなかった事と、その４点目を取る事にこだわりすぎて結果的に試合を終わらせる事に失敗した事。特に試合運びの面は、試合の入り方が相変わらず良くない事とあわせて、考える必要があるでしょうね。

　守備面に関しては、２失点はしたものの、まずまずの出来だったと思います。２失点の仕方も、１失点目は「フローデ、やってもうた！」てな感じのものでGKとの連携を確認すればよく、２失点目も相手の動きにつられてFKの壁が割れた事によるものなのでこちらも修正は可能かと思います。ただ２失点とも相手に流れがいっていたわけではないのに不用意にファウルした事で与えたセットプレーからのものなので、エリア近くでの不用意なファウルには注意して欲しいですね。あと、前半に簡単にウラをとられるシーンが散見されたので、ここはもう少しボールホルダーへのプレッシャーを強めて欲しいかなと思います。

　まあ最後は不恰好な形での勝利となりましたが、それでもリーグ戦では５節ぶりだし、これで少しひと息つけるかなと思います。チーム状態も少しずつ上がっている感じがしますしね。次はアウェーで湘南戦。厳しい立場にいる分かなり気合を入れて来られるでしょうし、中盤の要である本田が出場停止なので苦しい戦いを強いられると思いますが、何とか相手のゴールをこじ開けて勝ち点３を持ち帰って欲しいと思います。

　最後に主審のスチュアート・アトウェル氏について。ファウルに関する判定基準はしっかりしていたと思います。問題は警告を出す基準。時間稼ぎや異議に対して過剰なまでの反応をし過ぎていた気がしますね。それ以外のプレーでも「ここでイエローは厳しいんじゃない？」というのが散見されたし、事前にもう少しJでの判定基準を勉強して欲しかったですね。（ていうか、あれが「プレミアでの基準」と言われたら、異議ありだぞ！）