グループリーグ３節目３

　昨日は帰ってからブラジル vs ポルトガルを見て、今朝起きてからチリ vs スペイン戦を見ました。ドイツ戦も含めて、感想をまとめて書きます。

○ドイツ 1-0 ガーナ

　試合全体はガーナがコントロールしていたと思います。きっちりスペースを埋めてドイツの攻撃陣を自由にさせず、ボールを奪ったら手数をかけずにカウンターを仕掛ける戦いが徹底されていました。特に前半の中頃から終わりまでは完全にペースを掴んでいたので、ここで点をとれなかったのが敗因でしょうね。この決定力不足さえ解消されれば、決勝トーナメントではどちらかというと楽なブロックに入ったので、いいところまでいくと思うんですけどね。一方のドイツはなかなか自分達の戦いができませんでしたが、きっちり１点とって勝つあたりはさすがです。またエジル、ケディラー、ミュラーといった若手が光ってましたね。こちらはいきなりイングランドと当たってしまうんで、もったいないですねー。

○ブラジル 0-0 ポルトガル

　この試合のシチュエーションからか、どちらも持ち味を出し切れなかったのではないでしょうか。特にブラジルは前半はともかく後半は良くなかったと思います。カカ、ロビーニョの不在が響きましたね。まあポルトガルレベルのチームに引かれると苦戦はするでしょうけど、ちょっと課題を残した試合でしたね。一方のポルトガルは、まあ意図的に持ち味を出さずに進めた試合なので、狙い通りでしょうね。ペペも復帰戦をそつなくこなしたし（髪を伸ばしていて、誰かわかりませんでした（汗）、ブラジルに持ち味を出させなかったのは評価できるでしょう。スペイン戦もこのやり方でいくのかな？

○チリ 1-2 スペイン

　前半終わり頃まではとても面白かったです。チリが攻守ともによく統率された素晴らしい戦いをしてスペインに対して優位に試合を進めたのですが、GKのミスを逃さずにスペインが先制し、さらに綺麗なショートカウンターからイニエスタが２点目を奪取。ここまでは良かったのですが、この時に起きた接触プレーで主審が出さなくてもいい２枚目のイエローを出してチリの選手を退場させた事で試合の面白さが少しそがれ、さらに後半チリが選手を入れ替えて怒涛の反撃をかけて１点返した事でスペインに臆病の虫が一気に湧き出てしまって試合のペースがとたんにトーンダウンしてしまいました。まあ後半は眠かったです。これでスペインが１位通過、チリが２位となりましたが、スペインはこの状態でポルトガルと当たるのはしんどい気がしますね。ブラジル vs チリの方が面白くなる気がします。

　他ではイタリアがスロバキアに敗れてまさかの予選敗退。若手育成を怠ったツケがモロに出ている感じで、監督が無能なおかげで敗退したフランス以上に立て直しに時間がかかるかもしれません。

　さて、いよいよこれから決勝トーナメントです。ドイツ大会では決勝トーナメントの試合の方がつまらなかった印象があるのですが、今回はどうなるでしょうね。