夢見心地(デンマーク戦)
今朝のデンマーク vs 日本戦は、スペイン vs ホンジュラス戦と同じく朝5時半に起きて追っかけ再生で見ました。翌日の仕事に支障がないようにと思ってそうしたのですが、結構周りの同僚でリアルタイムで見た人が多かったですね。そうなると、「うーん、やっぱりリアルタイムで見るべきだったかな」と思ってしまいます。やはり「ヘタレ」だったかな(苦笑)。
まあリアルタイムでないにしろ、自国開催の大会以外での初の決勝トーナメント進出を見る事ができて、今も夢見心地です。
試合内容は、良かったと思います。守備では終始バランスを保って相手にスペースを与えず、デンマーク得意のサイド攻撃もロンメダールらを自由にさせない事で封じる事ができました。後半途中から背の高い選手を入れて高さ勝負に来られましたが、阿部を最終ラインに入れる事でバランスを保ちつつ、中沢、闘莉王が体を張った守りで最後までベントナーらを抑え込みました。
攻撃面も良かったですね。カメルーン戦と違って、本田にボールが入ったら攻撃のスイッチを入れて全体を押し上げるという意思統一ができていたと思います。遠藤、長谷部はよくボールに絡んだし、両SBがオーバーラップする姿なんてカメルーン戦ではなかったですからね。本田も持ち前のフィジカルの強さとテクニックで簡単にボールロストする事がなくなったし、攻撃面は急速に整備されてきていると思います。
とにかくカメルーン戦の段階では疑心暗鬼の状態で戦っていたのが、そこで勝ちを得た事で一気に自信をつけてチームもまとまり、チーム全体が急速に成長してきた感じですね。本大会でそういう状態になったのは良かったと思います。
ただ、あえてセルジオ越後氏的な話をすると、今回の結果で協会が「代表のチーム強化プロセスはこんなんでいいんだ」と思われると困るんですよね。今回の結果は、岡田監督の大会直前に行ったチーム戦術の転換という賭けが当たった事によるもので、岡田監督の土壇場で賭けに出た胆力自体は大いに賞賛されてしかるべきですが、チーム作りのプロセスそのものはとても評価できません。協会としても安易な方向に走らずに、この4年間で何が良くて何が悪かったのかをしっかり分析して欲しいと思います。
とはいえ、先の事を言ってもしょうがないですね。まだ僕たちは南アW杯に参加しているわけですから。次の相手のパラグアイはカメルーン、デンマーク以上の難敵ですが、今の急成長している代表がどこまでやれるかしっかり見届けたいと思います。(次は23時キックオフみたいですからね(汗))
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コメント
生で見てよ。
自分なんか、2時くらいから気になってしまって
布団でゴロゴロしていたが、3時にはテレビの前
にいたよ。
まあ、最初の10分は見ていてしんどかったけど。
「こりゃ、絶対にやられる。実力が違う。」などと
思いながらヒヤヒヤものでした。
岡崎が決めて、これで大丈夫だと思った時に
立ちあがったら椅子がころけてた。
歴史的瞬間は、やっぱ生でなきゃ!
投稿: オレQ | 2010年6月25日 (金) 18時40分
確かに「歴史的瞬間」ですからねぇ。
渋谷、新宿は大騒ぎだったって聞くし。
まあ「ヘタレ」だったって事で(苦笑)。
投稿: YANA | 2010年6月26日 (土) 00時22分