暫定首位（10/3 広島戦）

　昨日も日本平へ行って来ました。予報より早く雨が止んで、カンカン照りの中の試合となりましたが、終盤の猛攻も実らずドローとなりました。ただとうとう鹿島をとらえて得失点差で首位に立ち、今日鹿島が敗れた事で今週水曜までは首位でいられる事になりました。

　エスパが首位に立つのは10年ぶりだそうです。確かにステージ優勝した99年以降、上位争いはしても優勝争いには入れなかったですからね。それだけにとまどいますが、気分もいいものですね。まあすぐ下にＧ大阪が猛追してきているので「このまま優勝！」とはとても言えませんが、とりあえず水曜まで（もしかしたら２週間？）は首位に立つ気分の良さを味わいたいと思います。

　＜Ｊ１　第28節　於　アウトソーシングスタジアム日本平＞

　清水エスパルス　1ー1　サンフレッチェ広島

　

　試合に関しては、うまく広島にハメられたというか、試合をコントロールされたという印象が強いです。報道で言われるほど優勢だったとは思ってないし、「勝てた試合」とも思ってないですね。もちろん「勝つチャンスのあった試合」だとは思いますが。

　ボールはこれまでの３試合に比べてよくまわっていたと思います。前節の前半のようにロングボールを多用する事もなかったですし、しっかりサイドで起点を作って攻める事ができていました。ただ広島がゴール前をきっちり固めていて、おまけに最終ラインではWBも含めた５人が固まって「クロスは上げられても中では自由にさせない」という守り方をしてきたので、攻めあぐねたという印象が強いです。ああなると単純にクロスを上げても難しいですが、あえて言うなら中への入り方に工夫が欲しかったですね。何回かゴール前の競り合いでボールがペナ内にこぼれる事が多かったので、そこを誰か狙って欲しかったなと思います。あとはクロス自体の工夫かな。最後にグラウンダーで真希にあわせたボールがありましたが、ああいうのがもう少し増やせればと思います。

　守りに関しても、特に後半攻めきれずにイヤなボールロストの仕方をしてカウンターを食らう事が多かったのですが、それに対するリスクマネジメントがちょっといつもより甘かったかなという気がします。広島のカウンターも鋭かったですし、攻め切る事ができなかったからというのもあるのですが、もう少しキーマンである柏木、佐藤寿へのマークを厳しくしても良かったかなと思います。

　という事で、広島の人数をかけた守りの前に攻めあぐね、カウンターから何度か肝を冷やされたという事で、広島にうまくやられたという印象がありますが、それでも勝ち点３を与えなかったので割と僕はサバサバしています。相手のスタミナが切れた後半残り10分には猛攻を仕掛ける事ができましたし（この時のスタンドの雰囲気も良かったですね）。まあそこで決められれば一番良かったしそれが一番の課題なのですが、相手の策にうまくハメられながらも最後のところはやらせなかったし、何より初めての優勝争いのプレッシャーの中で硬くならずに、ある程度自分達のサッカーがやれたのは評価していいと思います。

　来週はリーグ戦はお休みで、天皇杯の緒戦があります。岡崎に加えて海人、岩下が初召集された事で、今までと違うメンバーが見れるのは楽しみです。もちろんこちらも大事な大会なので、きっちり勝って欲しいですね。