予定調和の敗戦(5/10 鹿島戦)
今日の鹿島戦はスカパーでの観戦でした。去年の天皇杯は行きましたが、あそこはやはり遠いので。まあここのところアウェー観戦の戦績が良くないのもありましたが。
試合の方は1-2で敗戦。正直試合前もあまり勝てる気はしていませんでしたので、「やっぱりダメか」という感じですね。結局、4~5月の連休中に1つも勝てないという残念な結果に終わってしまいました。
<J1 第11節 於 県立カシマサッカースタジアム>
清水エスパルス 1-2 鹿島アントラーズ
彼我の差を見せ付けられた気がしました。特に1点返すまでは見るべきところが何もない試合だったと思います。
鹿島相手に先制を許したら苦しくなる事はわかっていたはずなのに、4分であっさり先制されては話にならないですね。あの場面は児玉の対応がゆるかったし、中央でのマルキーニョスへの対応も甘かったと思います。その後は鹿島のプレスの前にチャンスすら作れず、試合を完全にコントロールされて、後半開始直後にもあっさり失点。辻尾の突破から1点を返してからようやく動きが良くなって鹿島を押し込むものの、試合のコントロールまでは奪うには至らず。まあ鹿島の手の中でうまく踊らされたような試合だったと思います。
攻めに関しては、何とかつないでサイドから崩そうという意図は見えましたが、やはり迫力不足ですね。やはり全般的にサポートが遅いです。鹿島と見比べると痛感します。彼らのつなぎはシンプルだけれど、空いているところにきっちりと選手が入ってきて確実にボールをつないで、それでいていざという時にはスピードアップするという攻めができていました。それに比べるとエスパはサポートが遅い分パスの回りも遅いし、攻めのスピードも単調でした。この日の鹿島のプレスがきつかったからというのもあるでしょうが、それをかいくぐって攻める事ができるようにならないとこの先厳しいので、もっとサポートの意識を持って欲しいです。
あと守りも全体的に緩くなってますね。特に中盤。ろくに寄せもせずにズルズル下がる場面が多すぎます。川崎戦の時は前からのプレスが機能していたのに、それ以降次第におかしくなってますね。今のエスパの守りがしっかりセットしてはじき返すというやり方なのはわかりますが、もっと中盤で寄せてコースを限定する事をしていかないと、最終ラインだけで持ちこたえるのにも限界があります。また下がり過ぎてしまう事で、ボールを奪った時の攻めの迫力不足にもつながっていると思います。チーム全体でどう守るのかというのをもう1度確認する必要があるのではないでしょうか。
これで15位まで転落。16位の千葉との勝ち点差はわずかに1です。今のチーム状況からすると妥当な順位でしょう。選手個々の能力から考えると「なぜこんな位置にいなければならないのか」とどうしても思ってしまいますが、1つ1つ立て直していくしかないので、まずは次の大分戦に万全の準備をして臨んで欲しいと思います。
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