キッカケにできるか(4/29 浦和戦)
昨日(4/29)は浦和戦を観にエコパまで行って来ました。エコパでのホームゲームは3年ぶりで、3万人の観客が入った事で「まあ成功」と言えるのかもしれませんが、「やっぱり日本平がいいな」との思いが強くなりましたね。日本平で人気の店が殆どスタジアムの外に店を出していた影響で、スタジアム内の売店の充実度が物足りなかったし、何よりアウェー席はもちろんの事ホーム側ともセクター分離しているものだから、そもそも選べる範囲が限られましたからね。
まあ二年前の日本平での一件がありますから浦和戦ではきちっとアウェーサポ対策をとらないといけないという運営側の意図はわかりますし、そのためにはエコパでないと難しいでしょうが、来年はもう少し飲食のところを改善して欲しいなと思いました。
<J1 第8節 於 エコパスタジアム>
清水エスパルス 2-2 浦和レッドダイヤモンズ
試合の方ですが、内容的には浦和が上だったと思うし、後半に逆転弾を食らった時には「負けた」と思いました。それだけによく追いついたと思うし、貴重な勝ち点1だったのではないかと思います。
この日のエスパは、怪我などの事情もあってスタメンをかなり入れ替え、さらに中盤の形も「あえてミスマッチを作るため(長谷川監督談)」ダイヤモンド型にして臨みました。まあ浦和にボールを支配されたためなかなか意図した攻めの形を作れず、枝村を活かす事もなかなかできませんでしたが、久々のスタメンだったパウロ、テル、一樹らがそれぞれに持ち味を発揮してくれてチームを活性化させてくれたのではないかと思います。特に前半先制してからは選手個々の動きも良く、いい形で攻める事ができていたので、ここで追加点がとれていればもっと楽に戦えたと思うし、ミスからショートカウンターを食らって前半のうちに同点に追いつかれてしまったのももったいなかったですね。
後半も浦和がボールを支配してエスパが時折攻め込むという構図は変わらなかったのですが、エスパの方が運動量が落ちてきて、危ない場面も前半に比べると多くなっていました。逆転弾はその悪い流れの中でのものだったし、その後はエスパも同点に追いつこうと食い下がるもののなかなか得点の気配が漂ってこないという感じだったのですが、辻尾の投入で流れが一変しましたね。彼が右サイドでどんどん突っかけて突破していく事で決定的な形を作る事ができ、それが最終的に児玉のJ初ゴールに結び付きました。このあたりの時間帯の攻めは迫力も厚みも結構あったと思います。
という事で、土壇場で追いつけたわけですが、現時点でのチーム力で浦和に後れを取っていた事は認めないといけないと思います。攻めの時のボールホルダーへのサポートの早さや追い越す動きの多さ、攻から守への切り替えの早さや球際の厳しさでは浦和の方が上でした。特にサポートの早さや攻守の切り替えはエスパももっとやっていかないといけない部分ですし、いい刺激として取り入れて欲しいと思います。
とはいえ、パスまわしはダービーの時に比べれば良くなっているし、ボールホルダーを追い越す動きも浦和ほどではないですが結構見られました。またヨンセンのポストプレーとそれに対するサポートも少しずつ良くなってきているなど、この日はポジティブな面も多々見られました。何より土壇場で同点に追いついた事は自信に思っていいでしょう。もっともこの日の勝ち点1を意味のあるものにできるかどうかは次の試合にかかっていると思うので、中2日で厳しいでしょうが、何とかいい結果を持ち帰って欲しいと思います。
| 固定リンク
コメント