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2009年4月21日 (火)

大失態(4/19 磐田戦)

 昨日(4/19)、朝起きたら10時ちょい前でした。完全に寝坊しました。エコパへ行くのは諦めようかと思ったのですが、「チケット買ってあるし、試合開始に間に合うか否かくらいには着くだろう」と思い直し、出掛けました。掛川から先の東海道線が遅れたおかげで試合開始には間に合いませんでしたが、何とか前半10分前には着く事ができました。しかしまあ「大失態」でしたね。

 で、「まあ勝ち試合が見れれば」と思って観た試合が、あの「0-3の虐殺により、仇敵に公式戦初勝利を献上」という試合だったわけです。エスパにとってこれ以上の「大失態」はないでしょう。後半の終わり頃には、「オレは何しにココへ来たんだ?」という思いに何度も苛まれました。

 <J1 第6節 於 エコパスタジアム>

 清水エスパルス 0-3 ジュビロ磐田

 直接の敗因はミスから先制を許した事につきると思います。それまでは均衡を保っていたのが、あの失点で磐田には勢いが、エスパには混乱がもたらされました。まあ直前のパスミスも痛かったですが、それ以上に弾劾されるべきは西部の飛び出しの判断ミスだと思います。飛び出した以上はせめてボールにさわって相手のプレーを遅らせないとダメでしょう。前日の監督の取材の中で西部を「安定している」と褒めていたのを聞いて、舞い上がっていたんじゃないですかね。まあこの日のプレーで全ては台無しですけど。とにかく猛省して欲しいですし、そうでないと海人にすぐにポジションを奪われるでしょう。

 ただ西部一人の責任と言うつもりはないです。この日のもう1つの敗因は、攻めでの消極性やミスの多さ、そこからくる攻撃の迫力不足です。前半からボールは支配していたものの、最初はウラへのロングボールばかりが目立ったし、つなぐようになっても空いているところを探しているばかりで仕掛けの動きがほとんどありませんでした。流れの中からの決定機は終了間際の1回だけでしょう。確かにセットした相手を崩すのは簡単な事ではないですが、それにしても慎重過ぎ、消極的過ぎでしょう。もっと前の方でドリブルとかダイレクトのパス交換とかを仕掛けないと、崩せないですよ。この日の試合で、まだセットした相手を崩すだけの攻撃力がないという事が露呈してしまったわけですが、その課題を克服する第一歩は積極性を持つ事だと思います。これは誰が悪いとか(例えばヨンセンとか永井とか)いう問題でなく、全員の問題です。

 あと、失点した後切り替えができずにバタバタしてしまうという課題も、去年から持ち越されたままのようですね。前述の攻撃面の問題から「点をとるのは簡単ではない」という意識になってしまったのかもしれませんが、それにしても慌て過ぎですね。前半以上にウラへのロングボール一辺倒になってしまって、有効な攻撃になりませんでした。1点とられたくらいでアタフタしているようでは上位争いなんて「夢のまた夢」ですよ。攻撃面の課題以上に1失点してからのバタバタぶりが、観ていて情けなかったです。

 前の日に上位陣が足踏みしてくれて、さらに上位へ行けるチャンスだったのに、みすみすそれを逃してしまったのは残念です。が、前述の攻撃面と精神面の課題を抱えていては、上位を窺う資格はなかったと言えるでしょう。チーム力を整えて捲土重来を期して欲しいと思います。が、もう1つの悔しさ、磐田におそらく10年ぶりくらいでの3点差をつけられての敗戦、しかもこれで公式戦対磐田3連敗という悔しさは、そう簡単には晴らせませんよ。よほど今後良い戦いをしてくれないと、見ている方は納得できないです。それだけの「大失態」をしてしまった事を選手、スタッフは自覚してもらって、これからの戦いに臨んで欲しいと思います。

 少なくとも、次も相手に初勝利を与える事になったら、タダでは済まないでしょうね。

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