消化不良の開幕戦(3/8 大宮戦)
大宮へ行って来ました。試合前はワクワク感の方が強かったのですが、試合を観終えて感じたのは何とも言えない消化不良感でした。昨年のような「困ったな、これは」的なところはないのですが、かと言って手ごたえみたいなものもないし。「うーん、悪くはないんだけどね」的な言葉しか思い浮かばないですね。
で、タイトルを上の通りにしたのですが、どうも一昨年の夏のリーグ戦再開後最初の試合にも「消化不良の再開初戦」というタイトルをつけていたようで、その時の相手が大宮でした。結局、大宮とやる試合はこういう展開になってしまうんですかねー。(大宮サポの方には失礼な言い方ですが)
<J1 第1節 於 NACK5スタジアム大宮>
清水エスパルス 0-0 大宮アルディージャ
まあドローという結果は、双方にとって妥当なものだったと思います。どちらにも決定機はありましたが肝心のシュートが枠に飛ばず、それ以前に攻め手がまだ多くなくて決定機を数多く作れませんでしたからね。
まずヨンセンが相手DFのマトに殆ど封じられてしまったのが苦戦の第一の原因かと思います。おかげで前でなかなか起点が作れず、思うように全体を押し上げる事ができませんでしたからね。ただヨンセンに当てる時に単純な高いボールが多すぎたかなとも感じました。彼は足元も巧いからグラウンダーのパスも混ぜてよかったと思うし、真ん中で競らせるより岡崎も含めてサイドに流れさせるとかの工夫が欲しかったですね。まあまだチームとしてヨンセンをどう活かすのか模索中なのでしょうが。
あとは真希が特に前半は緊張からか消えてしまっていたのと、まだ兵働が本調子でないのか動きにキレがない等の理由で、中盤のパスまわしがチグハグでミスが多かったのも気になりました。前でボールがなかなかおさまらなかったとはいえ、もう少し落ち着いたパスまわしができればまた違った展開になったと思うんですけどね。おかげでサイドが全然使えませんでしたから。特に兵働には早く本来のコンディションに戻って欲しいところです。
懸念されていた最終ラインについては、大宮の執拗なウラへの飛び出しに対して、特に前半の半ば以降バタバタしてしまい何度か決定機を作られてしまったのは反省すべき点ですが、後半はしっかり修正できていたし、全体としてはまずまずだったと思います。ただせっかく奪ったボールをすぐロストしてしまう事が多かったので、そこはしっかりと修正して欲しいと思います。
エスパが開幕戦を無得点で終えてしまったのは、おそらく初めての事だと思います。その事自体は残念ですが、幸い勝ち点1をとれてますし、チームワーストの6失点を喫した西隣よりマシでしょう。修正すべきところは最後の精度とかコンディショニングといったちょっとした事ばかりだと思いますし。次はホームのアウスタ日本平の初戦。今度も楽な相手ではありませんが、ここはしっかり点をとって勝って欲しいですね。
最後に1つ文句を。一樹の投入遅過ぎ。マトは高くて強いDFですが、スピードへの対処はどうかわからなかったので、一樹を入れて揺さぶるのも手だと思うんですけどね。アウェーという事でバランスを崩したくない気持ちはわからなくはないですが、せっかく豊富な持ち駒があるんですからもう少し有効に活用して欲しかったです。
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