有終の美(11/29 千葉戦)
先週土曜は今季のホーム最終戦でした。最終戦では毎年今年やったパルちゃんショーのメドレーをやるので、今年は何をしてくれるのか楽しみだったのですが、羞恥心のメドレーでした。
で、それを見ていて何か感慨深いものがありました。今季の前半の苦しんでいた頃は、「羞恥心をやれば負け知らず」という事でゲン担ぎの意味もこめてやっていたわけです。言ってしまえばこの日の対戦相手の千葉と同じ状態に陥る事もあり得たわけで、「よくそこから持ち直したものだな」という思いが、この日のパルちゃんショーを見ていて沸いてきました。試合の方はきっちりと勝利をおさめて有終の美を飾る事ができたし、このような落ち着いた気持ちで試合を見る事ができてよかったなと思いますね。
<J1 第33節 於 日本平スタジアム>
清水エスパルス 3-2 ジェフユナイテッド市原・千葉
予想通り、千葉の気迫に押されて難しい試合になりましたが、それでも力の差はある程度見せる事ができたのではないかなと思います。
千葉の残留したいという思いはひしひしと伝わってきました。何よりアウェー側スタンドの8割以上を占めたサポーターの熱意は物凄いものがありました。選手も1人1人はよく戦っていたと思います。が、いかんせん攻め手が少ないなという印象を受けました。ただ、負けても「次だ、次」とばかりに声をあげ続けたサポーターには好感を持ったし、フクアリは好きなスタジアムなので何とか残って欲しいなと思いました。
エスパの方ですが、ダービーあたりから中盤の形をボックス型にして臨んでいるのですが、それがだいぶ機能してきたという印象を受けました。流動性が高くなってテルまでもがゴール前に飛び出すようになったし、それでいて守備のバランス自体も決して崩れる事がなく、攻守ともバランスよく戦えていたのではないかと思います。1得点目もテルが右サイドに飛び出してつなぎに絡んだところから生まれていますしね。個人的には中盤の形は今の形もしくはフラットにした形が好きなので、来季以降もトライして欲しいですね。
ただ守備に関しては2失点した事を反省すべきでしょうね。まあ2失点目は相手のボールが良かったのでしょうがないかなという気はするのですが、1失点目はあまりにも巻をフリーにしすぎたと思います。あのコースへねじ込んだ巻のヘッドの技術も素晴らしいですが、中央のマークの部分を修正しないといけないと思います。
個人に目を向けると、兵働が出色の出来だったのではないかと思います。1得点目はもちろん3得点目の岡崎へのパスも見事だったし、中盤のつなぎによく絡んで、いいアクセントをつけていたと思います。あと右SBに入った純平が効果的に右サイドの崩しに絡んでいたのも印象的でした。今年はなかなか出場機会に恵まれませんでしたが、浦和戦と合わせて存在感を示す事ができたのではないかと思います。
この日の勝利で8位以上が確定しました。シーズン前半の事を思えば出来過ぎと言えるでしょう。ただここまで来たら賞金は欲しいですから、何とか最終戦も勝ち点3をとって欲しいですね。
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