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2008年8月14日 (木)

勝てない世代(五輪オランダ戦)

 男子のオランダ戦ですが、やはり負けましたね。必死さは伝わってきましたが、必死さだけで勝てるほどサッカーは甘くないですからね。オランダも全然大した事ないチームでしたが、敗戦は必然だったと思います。この試合を「善戦」と捉える気は僕はないです。

 今回の五輪の敗因を考える時、反町監督のチーム作りがまず槍玉に上がるでしょう。チームを立ち上げてから2年の間、選手選考に終始してチームの形をほとんど作ろうとしませんでした。特に攻めの部分にそれが顕著で、どうやって点をとるのかが最後まで見えませんでした。最後のオランダ戦もほとんど形を作れませんでしたし。厳しい言い方ですが、代表監督としては失格でしょう。

 ただ反町監督にも同情すべきところはあります。大久保の招集問題に象徴されるように、協会のU-23に対するサポートは到底満足のいくものではありませんでした。強化試合のマッチメークについても、大した相手を呼んでもらってないですしね。A代表に対するサポートとあわせて考えても、今の技術委員会は無能の集まりと言わざるをえません。

 そして選手達。技術面の平均点はシドニー組と比べても遜色ないと思います。ただオランダとかに比べるとまだ差はあったし、何よりゴール前で仕掛け続ける姿勢が決定的に欠けていた気がします。いくらチームとしての形がないといっても、個人個人がもっと貪欲に前へ出る姿勢を出していかないと点はとれないですよ。ちょっとJリーグのぬるま湯につかり過ぎているんじゃないかなという気がしますね。

 某専門誌は今回のチームの中心となった梶山、本田圭らの世代を「勝てない世代」と表現しました。僕も彼らをその名で呼びたいと思います。彼らがこのどん底からいかに這い上がるかが今後の日本サッカーの鍵になると思うので、その意味でも厳しい目で今後の彼らを見続けていく必要があるでしょう。

P.S ただエスパ的には、3人が戻ってくれるのは大きいんですけどね。

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