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2008年7月 4日 (金)

アンチ・フットボール?(7/2 ナビ杯鹿島戦Away)

 平日の水曜に鹿島になど行けるはずもなく、生中継の開始時間にも間に合わなかったので、EURO決勝と同じく1時間遅れの追っかけ再生で見ました。

 結果としてはベストではありませんが、まあ想定の範囲内だったのではないでしょうか。終始鹿島にボールを支配されましたが、よく集中して守り抜いたと思います。欲を言えばアウェーゴールを奪いたかったところでしょうが、逆に次の試合は勝つ事に集中すればいいわけですから、まずまずの結果だったと思います。

 <ヤマザキナビスコカップ準々決勝1st.leg 於 カシマサッカースタジアム>

 清水エスパルス 0ー0 鹿島アントラーズ

 さて話題にしないといけないのは、結果よりもエスパの戦い方でしょう。京都戦のスタメンから4人を入れ替えて中盤の構成もフラットの形に変え、さらに2トップの一角に枝村を入れてタテ関係の形にし、ほとんど原の1トップにしてきました。戦い方も基本的には7~8人で守って2~3人で攻めるというまるでイタリアのような形。後半は鹿島がより攻めにシフトした分スペースが出来てきて、多少人数をかけて攻める場面も増えましたが、基本的に守り重視の戦い方は変わらず、最後まで守り倒しました。この戦い方に対して小笠原とかが批判したという記事が出たようですし、エスパサポの中にも賛否両論あるんじゃないかなと思います。

 ただ僕はこの戦い方は間違っていないと思います。現在のチーム状態や決勝トーナメントのレギュレーションを考えればむしろ当然と言えるのではないでしょうか。僕などは試合前「負けても1点差負けならOK」とまで考えてましたし。それにこの戦い方が功を奏して、攻められながらも決定機をそれほど与えず、逆にカウンターからあわやという場面を作る事ができました。そこで点がとれれば最高だったのですが、日本平での第2戦に決着をつける形にできたのは長谷川監督がリアリストに徹したからだと思うし、決して恥じる事ではないと思います。

 ただ欲を言えばボールを奪ってからの攻めにもう少し思い切りが欲しかった気がします。少ない人数で攻めているのだからそうそうフリーな状態でシュートを打たせてもらえる事はないわけで、そう考えると抜ききる前でもペナの前なら思い切ってシュートを打っていった方が良かった気がします。その方が鹿島もイヤでしょう。悔いが残るとすればそこですかね。

 2nd.legは間が空いて8月に行われます。水曜開催なので、また行けません。五輪の関係で青山、本田らが出場できないのは残念ですが、1か月の準備期間があるのは大きいと思います。少しでもチーム力を上げて、次は真っ向勝負ができるように万全の準備をして欲しいと思います。

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