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2008年5月27日 (火)

またダービー(5/25 ナビ杯 磐田戦)

 エスパが組み入れられたナビ杯予選グループB組は、他に磐田、FC東京、東京Vがいて、静岡勢と東京勢2チームずつで構成されています。で、昨日は今年2回目の静岡ダービーでした。「ちょっとダービーの価値が薄れちゃうよなー」と思うのは僕だけでしょうか。ナビ杯にも客を呼びたいリーグ側の意向はわからなくはないですが、やっぱりダービーは基本的にはリーグ戦だけにして欲しいんですよね。その方がこの試合にかける想いというのは選手もサポも高まると思うので。

 とは言え、5月初めのリーグ戦でのダービーは攻め切れずにドローという消化不良感の残る試合だったので、お互い飛車角抜きの状態で臨んだ試合とは言え、快勝で終われたのはやはり嬉しかったですね。リーグ戦でたまったうっぷんを多少なりとも吐き出せた気がしました。

 <ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第4節 於 日本平スタジアム>

 清水エスパルス 4-2 ジュビロ磐田

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 前半は「悪くはないんだけど、何か物足りないなー」という感じでした。確かに幸先よく先制点はとれたしその後も2、3度決定的なチャンスも作っていたのですが、どこか動きが重いというか遅いという気がしました。それに何度か致命傷になりかねないミスがあったのも気になりましたね。実際そのミスから失点してしまったし、どこか先週の東京V戦を引きずっているように感じられて、「このままだと後半はどう転ぶかわからないな」とやや不安感を抱きながらハーフタイムを過ごしていました。

 ただ監督もこのままじゃまずいと思ったみたいですね。いつもより選手が出てくるのが遅いと思ったのですが、相当ハッパをかけたようです。そのせいか後半は選手全員がモヤモヤを吹っ切った感じで、終始積極的に仕掛けるようになりました。また早々にPKで勝ち越した後も次の点をとろうと仕掛け続け、その勢いのままに3点目を奪取できたのも大きかったですね。その後は磐田が何とか反撃しようとするのを受け流してカウンターを仕掛ける展開となり、相手のミスにつけ込んで4点目を奪って勝負あり。またセットプレーから中山のナビ杯最年長ゴールを献上したのはいただけませんでしたが、後半の戦いぶりは評価できると思います。この日のような仕掛け続ける姿勢というのをこれからも持ち続けて欲しいですね。

 さてこの日は五輪代表候補の遠征で4選手をとられただけでなく怪我人も続出してしまった関係で、普段見られない選手を見る事ができました。それらの選手について簡単に触れたいと思います。まずさすがの働きをしていたのが兵働、岩下ですかね。特に兵働が先発でまずまずの動きを見せてくれたのはチームにとって大きいと思います。次に純平ですが、前半ちょっとミスが多かったですね。ただ3点目のアシストにつながる突破は見事でした。真希も前半致命的なミスをしてしまいましたが、全体的にはまずまずだったのではないでしょうか。何度かチャンスにも絡めていたし。あと途中交代で出場したマルコス・パウロは今1つでしたね。あの動きではちょっと厳しいかと。最後に大前ですが、彼が出ていた時が一番スタジアムが盛り上がった気がします。プレーに関しては時間が少なかった事もあって攻めにはあまり絡めなかったのですが、2度ほど磐田の選手からボールを奪う場面があったし、非常に堂々としたプレーぶりでしたね。これからが楽しみです。

 これで勝ち点10となり、得失点差も考えると2位以内は確実と言える状況となりました。他グループの動向を見る限り、2試合であと勝ち点1を積み上げればまず予選グループを突破できるのではないでしょうか。次のFC東京は東京ダービーで快勝して気をよくしているでしょうから簡単にはいかないでしょうが、幸い中立地(松本)での試合ですから、何とか勝ち点を積み上げて予選突破を確実なものにして欲しいと思います。

P.S 敵ながら気になったのは磐田の状態の悪さ。特に最終ラインがひどかったですね。まあウチも他チームを気にしていられる状態ではないんだけど。

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