自爆(5/18 東京V戦)
今日は京王線の国領駅の側で不発弾処理が行われるという事で、朝から京王線の一部の運行が止まりました。予定では15時までかかるという事だったので「これは西武多摩川線を使うしかないのかな」と思っていたのですが、思いの他早く不発弾の処理が終わって京王線も平常運行に戻ったので、特に迂回などをする事もなく普通に味スタまで行く事ができました。
で、試合に関してなのですが、なんと言ったらいいんでしょうね。まあ「自滅」というよりは、「自爆」、「自壊」という言葉がピッタリ来る試合ではなかったかと思います。
<J1 第13節 於 味の素スタジアム>
清水エスパルス 1-4 東京ヴェルディ
敗因はあのオウンゴールに尽きると思います。あれでゲームプランが完全に崩れました。
失点前はうまく戦えていたと思います。サイドでうまく起点を作りながら攻める事ができていたし、パスもまわっていました。守備においてもヴェルディの外国人3人を自由にさせずにうまく守れていたと思います。ただヴェルディのプレスが結構きつく、前の方でボールをとられてカウンターを食らう場面が何度かあった事と、相変わらずシュートの意識が低かった事が気になってはいました。
それがあのオウンゴールで流れが一変。いくらプレスを受けていたとはいえ、バックパスはゴールの枠を外すのが鉄則のはず。あれは和道の大失態と言わざるをえません。その後下を向かずに点を取り返そうとしたのは良かったと思うのですが、逆にカウンターから危ない形を作られるようになり、前半終了間際に2失点目(明らかにオフサイドだと思ったのですが、本田が突いたボールが相手にわたったみたいですね)。後半も流れは変わらずカウンターから2失点を食らい、1点を取り返すのが精一杯。結果として惨敗となってしまいました。
前述の通り、1点をとられた後何とか取り返そうとした姿勢は評価できるとは思います。ただ1点先に取られただけだし時間は十分あったのだから、まだ焦る必要はなかったはず。そう考えると、1失点した後の時間帯はちょっと前のめりになりすぎた気がします。それでバランスが崩れて再三ヴェルディにカウンターを許し、傷口を広げる結果となってしまいました。その意味で新潟戦と似た内容の試合だったと思いますね。
で、そうした焦りがどこから生まれるかというと、確実に点をとってくれるフィニッシャーの不在という今季のエスパの構造的課題からだと思うんですよね。フッキ、レアンドロがガンガン点をとっていく東京Vを見ると、特にそう思います。シーズン前の補強の失敗(と断じてしまっていいでしょう)により、エスパは未だに2トップが固定できていません。久々に出場したマルコス・アウレリオはこれまでよりはキレのある動きを見せていたものの、まだまだ周りとあっていないし、今後2トップを任せられそうかと問われればNoでしょう。日本人も西澤がフルに使えそうもなく、他の選手も決め手に欠ける状態。「これは今シーズンは苦労しそうだな」と覚悟するしかないかもしれません。
救いは最後まで点をとろうという姿勢を見せてくれた事と、これで中断を迎えられる事くらいですかね。今は点をとれない事が守備にも悪影響を及ぼしている感じで、「堅守速攻」という看板も下ろさざるをえないでしょう。見直すべきところは山ほどありますので、1つ1つ潰していくしかないでしょう。その前にナビ杯を少しでもいい状態でできるように準備して欲しいと思います。
P.S 正直、五輪に選手を送っている状態じゃないような気がしてきた・・・。
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コメント
昨日、映像でオウンゴール見ました。
鮮やかすぎる。
普通オウンゴールっていうのは、気持ちは完全に
守っているのに、相手シュートが当たって入るもの
なのに、今回のは違うぜ。>あほだぜ和道。
あーーあ。
投稿: オレQ | 2008年5月20日 (火) 09時24分