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2007年7月26日 (木)

アジアカップベスト4

 阿部の同点ゴールが決まった時は「いける!」と思ったんですけどね。3度勝ち越しを許したら普通負けますよね。3失点目の阿部の応対を筆頭に全般的にミスが多かったし、負けるべくして負けた試合でしょう。

 敗因はいろいろあるでしょうが、特に不満に思ったのは、何度も書いてますがスタメンを固定しすぎて選手交代も消極的だった事ですね。あの悪コンディションでスタメンを4試合も固定してたらそりゃ疲れもするでしょう。選手交代もほぼ同じ選手しか使っていないし。確かに交代で出てきた選手は羽生以外はいいところがなかったし、オシム監督が就任してからまだ1年ですから、ベンチの層を厚くするところまでは手をつけられなかったという事なのでしょうが、それにしても不満は残りますね。

 あとは綺麗にサッカーをしすぎましたね。崩しきるところまでいかないとシュートしないという日本人の悪いクセがモロに出てしまった気がします。シュートを打てそうなところでパスをしてしまう場面があまりにも多かったし、仕掛けるプレーも少なかったですね。やはりシュートを打たないと点は入りませんし、仕掛けないと相手は怖くないですから、そういった部分の積極性をもっと個々に上げていく必要があると感じました。

 まあ個人的にはベスト4以内に入ればOKだと思っていたし、チームが目指す方向性自体は間違ってはいないと思うので、監督の責任を云々する気はないですね。少なくとも前監督の1年目よりはマシでしょう。軸は固まってきたと思うので、そこからどう肉付けしていくかを見守っていきたいと思います。

 でも3決は見ません。韓国相手といっても気分的に盛り上がりませんから。

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2007年7月22日 (日)

アジアカップベスト8

 勝ったのに、少し敗北感に見舞われています。PK戦をビデオに録画しそこねたからです。

 使っているHDレコーダーには自動延長機能がついているので、大丈夫だろうと思っていました。で、外出先から帰って結果を知らない状態でビデオを見ていたのですが、延長後半終了直前というところでピタッと画像が止まってしまい、あ然となってしまいました。PK戦の映像はYuutubeで見れましたが、勝ったのにちゃんと喜べないという悲しい状態になってしまいました。

 さて試合の方ですが、オシム監督の言う通り内容的には日本の方が良かったと思います。個人的には、去年の悔しい敗戦から1年たって日本がどれだけのものを積み上げてきたのかを測る機会として捉えていましたが、その意味ではオーストラリアが昨年と比べるとチーム力が落ちていたのもありますが、日本が着実にチーム力を上げてきている事が確認できて良かったと思います。

 ただ欲を言えば90分、もしくは延長で決めて欲しかったですね。確かに10人になってからのオーストラリアはゴール前に人壁を築いて守る形をとったため攻めにくかったのはあるでしょうが、一部の選手が足をつるなどスタミナを完全に切らしていただけに、佐藤寿をもっと早く入れたり水野のような相手に仕掛けられる選手を入れていれば良かったような気はするんですけどね。確かにPK戦まで視野に入れるとなかなか選手交代しずらい(特に遠藤、中村俊は下げにくい)のはあるでしょうが、それでも選手交代の消極さには疑問が残りました。

 とは言え、勝ちは勝ちです。これでチームはさらに盛り上がるでしょう。準決勝も厳しい戦いになるでしょうが、何とかFINALまで進んで欲しいですね。

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2007年7月17日 (火)

代表ベトナム戦

 これまでの2試合とうってかわって満員の観衆の中で行われた昨日のベトナム戦。気温38度という我々からすると信じられない気候の中で行われましたが、先制されはしたもののほぼ危なげない戦いができていたのではないかと思います。

 UAE戦と比べると全体の動きは鈍かった気はしますが、38度という暑さの中では致し方ないところでしょう。むしろ無駄な体力を消耗させずにボールを動かす効率的な戦い方ができていたと思います。得点の場面などは、リスクを避けてボールをまわしながら要所でスピードアップしてチャンスを作り出すといういい形ができていました。あのあたりはこの暑さの中で少しずつ自分達の良さを出せるようになってきた証左ではないかなと思います。

 課題は1失点した事でしょうが、あれもアンラッキーな形だったからさして気にする事はないでしょう。ただ不満はあります。後半15分で既に3点差があったのですから、これまで出番のなかった選手を使って暑さに慣れさせる事もできたはず。にも関わらずこの日交代で出たのは羽生、水野、佐藤寿で、初めてゲームに出たのは佐藤寿だけでした。ちょっと選手交代が固定化しすぎているんじゃないかなという気がするんですけどね。

 まあ今書いた不満は重箱の隅をつつくようなものかなと思いますし、全体としてはいい流れで来ているとは思います。これで1位で決勝トーナメントに進んだわけですが、いきなり緒戦にオーストラリアとあたる事となりました。暑さに参りがちとはいえパワーは健在でしょうから、かなりハードな戦いになるでしょう。ただ去年悔しい思いをしているだけに、何とかそれを晴らして欲しいですね。

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2007年7月14日 (土)

グッド・ルーザー(U-20の終戦)

 少し遅れましたが、U-20代表のチェコ戦を終えての感想です。

 PK戦まで持ち込まれたら厳しいのではないかという気がしていました。それだけに延長でのチャンスを決めていれば、香川のシュートに対するブロックがハンドと判定されていれば、とついつい考えてしまいます。内容的には互角以上の試合をしていただけに、残念という言葉しか出てきません。

 某誌で「このチームは勢いにのったら強いが、歯車が狂いだすとズルズルいってしまう傾向があった」との評価がのっていましたが、きしくもその悪い面の方が出てしまった感じですね。2度続けてPKをとられたあたりの時間帯は完全に浮き足立ってしまっていました。そこを1度落ち着いてじっくりつなぐとかしてペースを少しずつ取り戻していけば良かったはずなのですが、それができなかったあたりは経験不足とメンタル面の弱さが出てしまった気がします。

 とはいえ、この敗戦で今回のU-20代表の価値が下がる事はないでしょう。日本人の特長である敏捷さとテクニックを活かしたスキルフルなサッカーを見せてくれたし、またチームの一体感も印象的でした。何より「これが日本のサッカーだ」というのを世界に示し、またそれがある程度通用する事を示してくれたというのは、非常に大きいと思います。

 少なくとも僕にとって今回のU-20代表は、小野、高原らを擁したナイジェリア組に次ぐ印象を残してくれましたし、間違いなく記憶に残ると思います。選手達にとっても、今回の経験が後になって振り返って「あれはいい経験だったよね」と思えるようになってくれる事を願うばかりです。

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代表UAE戦

 昨日はアジアカップのUAE戦でした。前半と後半で違った展開になってしまったのは残念でしたが、グループリーグの首位に立つ事ができたし、結果としては十分満足のいくものだったと思います。

 とにかく前半がとても良かったですね。中盤の選手がどんどんトップを追い越してウラへ出る事でぶ厚い攻撃を仕掛ける事ができていたし、長短のパスの使い分けも有効で、いい攻め方ができていたと思います。欲を言えば高原以外の選手にも点をとって欲しかったところですが、エースが点をとってくれるのはいい事だし、何より高原が好調そうなのは心強い限りです。

 問題は後半でしょうね。相手が少なくなったのに攻めあぐね、逆にカウンターから1点返される始末。前半から飛ばしていた事で体力を消耗していたという面もあるでしょうが、リスクマネジメント面と試合運びの面で課題を残したと言えるでしょう。

 これで次戦のベトナム戦に引き分けてもグループリーグを突破できるようになりました。ただ1位で突破するのと2位で突破するのでは試合会場の面でかなり違うようなので、願わくば勝って終わりたいところですね。

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2007年7月11日 (水)

代表カタール戦

 一昨日からはアジアカップが始まり、昨日は日本の緒戦のカタール戦が行われました。結果は皆さんご存知かと思います。

 内容的にはさして悲観するものでなかった事は確かなのですが、何とも後味が悪かった事も確かだし、一抹の不安を感じずにはいられませんでした。失点の場面については言い訳の余地はないでしょう。ジャッジに不満を感じるより自らのふがいなさを恥じるべきでしょうね。ファウルをとられた場面も壁の作り方も軽率だったと思います。またこのシーンだけでなく直前の10分は全般にパスまわしが雑になってリズムを自ら崩していました。失点はそうした流れの中で生まれたものなので、その意味では阿部や壁に入った選手だけでなく、チーム全体として反省すべきでしょうね。

 で、不安に思ったのが本職のDFがサブでは坪井しかいない事。阿部はやはり本職ではないですから、ああいうシーンがまたあっても不思議じゃないと思うのですが、それに代わる選手がいないのが辛いところですね。あとはゲーム運びの拙さかな。Jで経験しているといっても国際舞台ではまた違いますから。

 などと悲観的な事を書きましたが、75分まではほぼ試合をコントロールできていたわけだから、その部分だけは評価できると思います。地元の利がありしかもUAEを下して勢いにのっているベトナムが最後に控える以上、次のUAE戦では勝ち点3をとるのが必須条件となりましたが、途中までは良かったのだから変に悲観的になりすぎる事はないと思います。次はもっとしっかりした戦いをして勝って欲しいですね。

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2007年7月 8日 (日)

1位通過

 日本時間の午前中行われたナイジェリア戦で、U-20の日本は引き分けて総得点でグループリーグ1位通過となりました。

 メンバーをかなり入れ替えて臨んだこの試合ですが、質がそれほど落ちる事はなかったですね。相手のナイジェリアの身体能力の高さに相当苦しめられましたが、我慢強く戦う事ができていたと思います。もう少し奪った後のフィードをていねいにできればと思うところもありましたが、それでも何回か決定的な形を作ったし(香川のプレーはどう考えてもハンドではないと思うんですが)、堂々の1位と言えるのではないでしょうか。

 個人的にはエスパからただ一人選出されたGKの武田が頑張ってくれたのが嬉しかったですね。非常に落ち着いたセービングだったと思います。見ているこちらは「もっと目立って、アピールしちゃえ!」って思いながら見てましたね。

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2007年7月 4日 (水)

あれ?

 Jリーグは1か月余りの中断期間に入り、海外サッカーはシーズンオフ。となるとサッカー関連の話題となると代表関連しかありません。

 で、別にネタを作るためというわけではないのですが、月曜にU-20ワールドカップの対スコットランド戦を見ました。見終わっての感想は「あれ? 今回のU-20ってこんなに強かったっけ。」でした(^^;。

 3点のうち2点はキーパーのミスといえますが、他にも崩した場面はたくさんあったし、内容的にこれだけ相手を凌駕して勝てたのは驚きでした。戦い方も日本人の良さである敏捷性とテクニックを活かした実に日本らしいものだったので好感が持てました。先代、先々代の大熊監督時のチームは平山への長いボール一辺倒のつまんないサッカーだったので、余計に印象に残りましたね。

 去年のアジアユースの前あたりではあまりいい評価を聞いてなかったので、それを思うとやはり驚きの言葉しか出ないですね。ただ大会は始まったばかりだしこれからどんどん強い相手と当たる事になるので、浮かれてはいられませんね。日本時間の明朝行われるコスタリカ戦にまずは注目したいと思います。

P.S しかしいきなりブートキャンプかよ。

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2007年7月 2日 (月)

投資対効果(6/30 柏戦)

 「そろそろ柏戦のチケット買わないと」と思ったのが、試合の2日前でした。全然平気だろうとタカをくくっていたのですが、ぴあのサイトを見たら「予定枚数終了」の文字が。そこで初めて状況の厳しさに気付き、ダメもとで最寄の1駅前のローソンに寄ってみたら、メイン中央席だけが残っていました。5000円とお高いものだったのですが、「これを逃すと8月までないから」と思って購入し、日立台へ行ってきました。

 席は1番後ろの列で真ん中より少しホーム寄りの席、つまり日立台では数少ない屋根の下の席でした。雨が降るような降らないような微妙な雲行きだったので、その心配をせずに済んだのは良かったですね。まあ周りは年間チケットを買って毎試合来ているような人ばっかりだったので、エスパが得点しても本当に控えめなガッツポーズしかできなかったのですがそれくらいは覚悟の上だったので、勝ち試合を見られて良かったと思います。

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<J1 第18節 於 日立柏サッカー場>

 清水エスパルス 3-1 柏レイソル

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