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2007年6月22日 (金)

ホッとひと息(6/20 名古屋戦)

 平日に名古屋になど行けるはずもなく、この日はためさんからの速報メールが頼りでした。残り15分以上ある中で1点返されたのを知った時は「あ、ヤバ」と思ったし、試合終了の知らせが来るまではドキドキものでした。選手の方も相当しんどかったようで、「勝ち点3をとるのがこんなに大変だとは」と言っている選手もいましたね。何はともあれ5試合ぶりの勝利という事で、ホッとひと息といったところでしょうか。

<J1 第16節 於 名古屋市瑞穂陸上競技場>

 清水エスパルス 2-1 名古屋グランパスエイト

 試合前の両チームの成績が勝ち点、得失点差とも同じだった事が示す通り、チーム力にはほとんど差がなかったと思います。実際先制点をとるまでの決定機の数はほぼ同じだったし、15分過ぎの藤田のヘッドが枠をとらえていれば結果は逆だったかもしれません。そんな中で勝利をもぎとったmpは、いい形で先制して流れをたぐり寄せ、そのいい流れの中で2点目がとれた事によると思います。

 ただ「たまたま先制点がとれて2点目をとれたから勝てた」というつもりはないです。この日の勝因は、「選手が自分達のやるべき事をやり通したから」という事につきるかなと思います。

 まず最終ラインがヨンセン、杉本をよく抑えましたね。ヨンセンには相当手こずりましたが紙一重のところでフリーにさせなかったし、杉本は青山が完全に封殺して途中交代にさせましたから。青山は1試合休んだせいかコンディションが良かったようでいいプレーをしてましたし、和道の安定感とここ一番の頑張りも光りました。途中から入った津田をつかまえきれずに1点をとられ、同じく途中交代の片山に右サイドを再三突かれて危ない場面を作られたのは反省材料ですが、最後のところは体を張ってよく守ったと思います。FC東京戦はそうした守備面の粘りみたいなものがほとんど見られなかったのが心配なところだったのですが、この日はちゃんと出来ていましたね。

 一方攻撃面では、矢島、岡崎の2トップがよく動いてサイドへ流れたりウラを狙ったりする事で相手を守勢にまわらせた事が大きいかなと思います。そうやって前線が動き回って空けたスペースに兵働、淳吾、フェルナンジーニョが入り込む事で厚い攻撃ができていました。また全員がよく動いてボールを引き出していたと思いますね。悪い時は足元へのパスが多くなりがちで、実際勝てなかった頃はそういう傾向が強かったのですが、この日の特に前半は動いてパスを引き出す事ができていたと思います。これもいい時は出来ていた事なので、忘れる事なく精度を上げて欲しいなと思います。

 個人に目を向けると、この日の一番の収穫は矢島でしょう。前線で起点となる働きができていましたし、また今季初得点できたのも自信になるでしょう(かなりハンドくさいように見えたけど(汗))。まだまだ本領発揮とまではいってないと思いますが、去年のいい時を取り戻しつつあるように思います。あと兵働のミドルシュートも見事でしたし、フェルナンジーニョが以前よりは周りを使う意識が高いように見えた事も好材料かな。

 休む間もなく、土曜は浦和戦です。中2日で、かなりハードな相手との対戦ですが、チーム力の差はほとんどないと思いますし、何より日本平での試合ですから、とにかく全力でぶつかっていって欲しいと思います。

(6/22)

 タイトル中の試合日を間違えていたので、修正しました。

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コメント

YANAさんこんにちは。
某旦那から噂に聞いていた、名古屋のヨンセンが、あんなにいい選手だったとは、という感じでした。
中盤にボールをもらいに来て、ボールを落ち着かせて、サイドにパスをはたいてすぐ最前線に戻っていくって、そんなプレーを終始していましたね。
あれほど、骨惜しみをしない選手を久しぶりに見ました。
ただ、そういうヨンセンのプレーに、周りが甘えてしまっているんじゃぁないかな。
最終ラインで、矢島だったか、エスパのFWと一対一で並走している場面もあったし、ビハインドのチームのFWですよ。
といって、攻撃のときにはちゃんと前線に戻っているからすごいよね。
でも、もっと前線での仕事に集中できるようにしてあげれたらほんとに怖くなるんだろうなぁって言うのが名古屋戦生観戦の正直な感想でした。

投稿: 為麻呂 | 2007年6月22日 (金) 22時37分

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