五輪予選始まる
昨日は北京五輪を目指すU-22代表の緒戦、香港戦でした。先日行われたアメリカとの試合が良くなかったと聞いていたので、内容もスコアも想定の範囲内でした。
香港戦を見てのU-22代表への印象は、「このままダメになる可能性も多分にあるけど、大化けする可能性もないわけではないかな」というとこです。
「ダメになる」と思った理由は言うまでもなく前半の戦いぶりにあります。前に純然たるFWを3人配してウラを狙わせ、幸先よく先制したまでは良かったものの、だんだんウラを狙うばかりになって全体が間延びして、全然中盤が作れませんでした。おそらくは香港が引いてくると考えて3トップにして力ずくで点をとろうとしたのでしょうが、その分バイタルエリアを使えなくなって日本の持ち味の中盤での球回しを失わせてしまいましたね。自らの良さを活かせていない印象を受けました。
一方で可能性を感じたのは後半家長、増田を投入してからの球回しです。ミスも多かったですけど、2人が後ろに下がってボールの引き出し役になる事でボールがよくまわっていたと思います。もちろん香港の足が止まったというのもあるでしょうけど、元々今回のメンバーは中盤、特にセンターの選手が揃っているのだから、それを活かさない手はないでしょう。反町監督にはそのへんをもう少し留意して欲しいですね。
メンツ的には決してアテネ組には劣っていないのだから、あとはチームの骨格作りとメンタルの部分ではないかと思うんですけどね。あ、鈴木啓太のようなリーダー格(もっとも彼は本戦を前に干されたけど)も必要かな。
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