苦笑いしか出ない(天皇杯4回戦)
11月とは思えない陽気の日本平に行ってきました。
ここのところ勝ち星に恵まれず、トーナメントという事もあって勝利のみが求められる試合ではあったと思います。その意味で後半きっちり点をとって勝てた事は良かったとは思いますが、残り15分の印象が悪すぎました。試合に勝ってブーイングを受ける選手達を見たのは初めてだと思いますが、致し方ないかなと思いました。僕自身も苦笑いしかできず、拍手する気にはなれませんでしたからね。
<天皇杯4回戦 於 日本平スタジアム>
清水エスパルス 6-4 栃木SC
前半は栃木SCの非常にコンパクトなゾーンの保たれた厳しいディフェンスにかなり苦しめられました。DFラインで回しながら何とか穴を探ろうとしていましたが、パスの出しどころがなかったですね。ただエスパの選手達にやや工夫が足りなかったのも確かです。もう少しDFのギャップを作るための動きが必要だったかなという気がしますし、パスまわしそのものも少し遅かったですね。またせっかく前を向いてもリスクを恐れてボールを戻すプレーが目につきました。特に純平の消極性は目立ってしまいましたね。
ただ最初は攻めあぐねるのはある程度覚悟してました。また栃木SCの守備が90分間もつとは失礼ながら思えなかったし、先に1点とれれば何とかなるだろうと思っていました。その意味では後半セットプレーから先制できたのは理想的だったし、そこからたたみかけるように4得点できたまでは良かったと思います。
問題はその後の15分に立て続けに4失点を食らった事に尽きます。1失点目はまあ仕方ないとして、4失点目などは完全に集中力が欠如した中で生まれたものですからね。この15分間で目立ってしまったのは岩下。まあ足をつってしまっていたみたいですが、それでも4失点は全て彼のサイドからですし、前半でも軽いプレーが散見されていたので、弁解のしようがないと思います。ただ彼1人の責任ではないです。残り15分は完全に間延びしてしまって栃木にスペースを明け渡していましたから。後半の終わり頃に全体が間延びしてしまうのは新潟戦、G大阪戦でも見られた事なので、そろそろ修正しないとまずいと思います。チーム全体に疲労が蓄積されている事はわかるんですけどね。
試合前はこの試合を調子を取り戻すきっかけにできればと思っていましたが、とてもそんな試合ではありませんでした。次週の相手の大宮も栃木SCと似たような戦いをしてくる事が予想され、しかもカウンターはより鋭利である事を考えると、苦戦は必至でしょう。ただセットプレーから点をとれた事、藤本が90分近くにわたってそこそこ良いプレーができていた事など明るい材料がないわけではないので、今日の試合を教訓にして、気を取り直して次の試合に臨んで欲しいと思います。
最後に、栃木SCは想像以上にいいチームでした。J目指して頑張って欲しいですね。
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